いよいよ、今週末20日(土)、21日(日)に開催がせまった「北泉プロ」。
最終エントリー確認も終わり、ヒート表も発表され当日を待つばかり。
大会会場の北泉海岸とはどんなポイントなのだろうか?
福島県の北部に位置し、東日本大震災では津波でポイントが壊滅的な被害を受けてしまったが、かつては世界大会や全日本選手権も開催され福島では昔から親しまれているポイントだ。 北泉ポイントは東に面してボトムはビーチとなる。北側に火力発電所があり海上に長く突き出た堤防があるため、北東うねりは入りづらいが、このエリアで吹きやすい強い北東風をかわすことにもなる。
ウネリは広域でみると33.75°〜168.75°とかなり広範囲のウネリを拾うポイントとなりパワフルなブレイクが顔をみせるが、ポイント周辺となると北部の堤防の影響もあり、78.75°〜157.50°とやや狭くなるが強い北東ウネリは堤防でウネリが整えられきれいなラインナップとなりパーフェクトなブレイクとなる。
また堤防のおかげで低気圧の通過後に吹きやすい北東風をかわすことになり、グッドウェイブを形成することにもなる。
2019年のロングボードツアーは第4戦となる。今年は全5戦となるのでこの大会を含めて残り2戦となる。
やはり気になるのはグランドチャンピオン争いと一生に一度しか取れない賞「ルーキーオブザイヤー」を誰が受賞するのか!
グランドチャンピオン争いは、メンズは現在1位の井上は3戦中2戦で優勝しているので最有力なのは間違いない。堀井も第2戦で優勝し初のグランドチャンピオンを狙っているが第3戦をラウンド4で敗退しているのが痛い。森大騎、秋本祥平や鈴木剛、塚本将也、増山翔太なども射程圏内にいる。
ウィメンズは毎試合優勝者が変わる混戦で、毎試合上位に顔を出している小山が1歩リードしている。残り2戦でランキング争いもどう変化していくのか?今年優勝している田岡や吉川は海外の試合と重なりフルにエントリーできていないためポイントが伸びない現状もあるが、北泉大会には二人揃ってエントリーしポイントを伸ばしにくるだろう。現在2位の小高恵子、3位の菅谷裕美はここで優勝し他を突き放しておきたいところだ。
そして、ルーキーオブザイヤー争いだが、メンズの対象者としては梶原裕太、畑太樹、ジュリアン・ホプキンズ、武藤龍寿、鳩貝俊嗣、真田和斗と鳥海航希の7名となる。
ウィメンズは平田夏帆、布目純、松本望希と古家伸子の4名。 今年のルーキーオブザイヤーは誰のもとに??
震災以後初のJPSA開催の大会となり、大会後サーファーが足を運び復興に弾みがつくことを願いたい。
会場設営、ライブ配信ページの準備も進み、スタートのホーンが鳴るのが待ちどおしい。
プロトライアルも同時開催されるので、東北とホームとするプロ合格者が増えることにも期待したい!
Text:namiaru?