【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSA2022 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ロングボード第2戦
さわかみ 千倉プロは千葉県南房総市千倉海岸でファイナルデー。 天気は晴れ、波は東寄りのうねりが続きヒザ〜コシ・ハラくらいのサイズをキープして風は弱い南西風のサイドオフショアで海面コンディションも良い状況。
メンズのラウンド3ヒート1からスタート。 ヒート1は期待の若手、大竹琥太郎がクレジット。今大会調子が良い堀内陽介や市川貴大、上木達也との対戦となる。上木が5.00を出して有利にヒートを進めるが、堀内も4.50を出してバックアップも揃え1位を走るが上木が2本目に6.50を出してトップへ。堀内も4.75を出して上木を追う。上木は4本目にも6.10を出してトップを守りヒート終了。2位は堀内となった。
ヒート3では増山翔太がエクセレントの8.00を出してトップ通過し、2位は斉藤智也となり、ヒート4へ。
ヒート4は山本誠愁、堀井創、武藤龍寿と藤井辰緒の4名。山本が1本目に7.00を出し飛び出すと、ベテラン藤井はコンスタントにライドし2位をキープ。中盤で武藤が2位へ上がる。後半藤井が追い上げを見せ4.75、5.15をマークし2位へ上がる。ラスト武藤も粘るが逆転ならず1位山本、2位藤井で終了。
ヒート6は武川慎、堀野稔、小熊海ノ介と櫻井凰太の4名。このヒート、堀野と他の3名とは親子ほど年の差があるヤングパワーに堀野がどう対応していくか。ファーストライドは武川の3.50でスタート。続いて小熊が3.90を出してヒートが動き始め堀野も1本目3.10で始動。堀野は2本目に4.90を出してトップへ出るが、ヒート後半小熊が7.50を出してトップに上がり武川も6.50で追いかける。結果、1位小熊、2位武川でヒート終了となった。
続いてメンズのラウンド4へ。
ここからトップシードが登場してくる。 ヒート2は畑雄二、ユージン・ティール、櫻岡甲太と堀内陽介の4名。ラウンドを勝ち上がってきた勢いのある選手と上位陣がどう戦うのか?ユージンは積極的に波に乗り前半をリードする。半分経過でユージンは1位をキープし、2位には好調の堀内がつける。すると4位だった櫻岡が4.65を出して1位へジャンプアップ。するとすぐにユージンが逆転し、さらに畑が4.85で4位から1位へ。ここで好調な堀内が6.00を出して1位へ上がるクロスヒートとなる。櫻岡も後半に4点台を2本だし2位となり終了となった。
ヒート3は秋本祥坪、真田和斗、増山翔太と藤井辰緒の4名。好調増山と後半逆転のパターンで上がってきた藤井と秋本、真田との戦いが期待大。秋本が1本目に7.50を出し2本目にも8.00のエクセレントを出してスタートダッシュ。増山も6.00、藤井も5.00で追いかけ真田が本数のるが今ひとつマニューバーが決まらず苦戦。中盤で一旦ヒートが落ち着き、後半、増山、真田、藤井が続けて乗るが逆転はできず、1位秋本、2位増山でヒート終了。
ヒート6は森大騎、梶原裕太、小熊海ノ介と西崎公彦の4名。グラチャン経験者森が登場。森は1本目から5.75を出してリードする。森は3本目に7.25を出して大きくリード。ヒート半分で2位には西崎がつける。小熊は4本目に4.75を出して2位へ浮上し、森1位、小熊2位でヒート終了。
ウィメンズラウンド4へ。 ヒート1は吉川広夏、小栗瑞恵、栗田裕子と大村結衣の4名。吉川は1本目に7.00を出してヒートをコントロールし、2本目にも5.30をマークしてリードを広げる。2位には栗田がつけるが、大村が4.45、4.40とポイントを伸ばし2位へ上がる。吉川はその後も6.15を出して差を広げ、2位は大村でヒート終了。
ヒート2は井上楓、小林恵理子、大池裕美子と榊原頼子の4名。1本目から4.25を出した小林がリードを保ち1位でラウンドアップし、2位には井上楓が入った。
ヒート3は市川梨花、小高恵子、寺前昌子と井上桜の4名。市川が1本目に4.25を出してまずまずなスタート。中盤から後半で小高が着実にポイントを重ね1位に上がり、2位にはこのヒートのハイエストを持っている市川が。残り3分で井上が3.75を2本揃え1位へ上がる。市川が逆転の波を探すが間に合わず、1位井上、2位小高でヒート終了。
メンズラウンド5へ。
ヒート1は好調を維持する堀内陽介と増山翔太がラウンドアップし、ヒート2は秋本祥坪、尾頭信弘、武川慎と小熊海ノ介のベテランと若手の4名。秋本は1本目に7.50を出してスタートすると、小熊も6.00で追いかける。潮が少なく波のチョイスが難しくなっているようで、尾頭もなかなかロングライドできない。武川も5.50を出して追いかけるが、秋本と小熊を抜けずヒート終了。
ヒート3は浜瀬海が1本目に5.00を出し、3本目に8.25のエクセレントをマークして大きくリード。ヒート半分で2位以下はほぼ互角だが堀井哲が少し抜け出し、森大騎、櫻岡甲太と続く。森も3位だが7.85を持っているのでニードは2.10で、4本目に7.40を出して1位へ。するとすぐに浜瀬が7.75を出して再び1位に。堀井と櫻岡が1位になるためにはコンボとなってしまう。堀井も6.60を出して追いかけるが届かず1位浜瀬、2位森で終了。
ウィメンズのセミファイナルへ。
ヒート1は吉川広夏、井上楓と小高恵子の3名ヒート。 まず井上が1本目に乗り3.00、吉川が1本目で4.00を出してまずヒートを動かし、小高が追う展開。ちょうど干潮を過ぎたあたりで潮止まりとなり波数少なく難しいコンディションになっている。終始吉川がリードするが残り3分で井上が1位に上がると、すかさず吉川が6.50を出して1位になり、さらに8.25のエクセレントを出して差をつける。小高もレフトに絞って4.10を出すがその後の波が来ないままヒート終了。吉川と井上がファイナルへ。
ヒート2は小林恵理子、井上桜と大村結衣の3名ヒート。 井上は2本目に3.00を出してややリード。大村が2本目に4.00で1位へ上がりヒート半分経過。小林も追い上げるが大村と井上もポイントを伸ばし1位大村、2位井上がファイナル進出。
メンズのセミファイナルヒート1へ。
堀内陽介、小熊海ノ介と森大騎の3名ヒート。 小熊はラウンド1から勝ち上がってきている選手。森は1本目に6.00、2本目に8.50のエクセレントを出して飛び抜けた展開で序盤は進む。2位争いは僅差だが堀内が6.25を持っているのでやや有利か?結果堀内と小熊のポイント変動はなく終了。森と堀内がファイナル進出となった。
ヒート2は秋本祥坪、浜瀬海と増山翔太の3名ヒート。 ゆっくりなスタートとなり、浜瀬が1本目に4.00で増山も乗るがポイントは伸びず、秋本はじっくり波を待つ。秋本の1本目は5.00となるが、浜瀬がここで7.25を出してリードする。残り10分で秋本が2本目に乗り4.50で2位になり、増山も2本目に乗り3.55でニード5.95とし、3本目に5.75を出してニードを3.75に縮める。秋本は3本目に6.90を出して差を広げ、増山がラストに乗るが4.50で届かずヒート終了。浜瀬と秋本がファイナル進出となった。
ウィメンズのファイナルへ。
ファイナリストは吉川広夏、大村結衣、井上楓と井上桜の4名。開始2分以内に全員が1本目のライドを終えて、ほぼ互角。吉川が2本目に6.25でリードする。大村が2本目に5.00で2位へつける。井上桜が3本目に5.50を出して2位へ上がる。大村が4本目に3.15を出して2位へ。前半戦は目まぐるしくライディングが続き、皆まずポイントを揃えようと本数を乗っているようだ。吉川が5本目に6.15を出して差を広げる。井上桜はバックアップを伸ばし2位へ上がり、井上楓も5.75を出して3位になると大村がバックアップを伸ばし3位へ浮上。井上楓が6.25を出して吉川を追いかけるが逆転はならず終了のホーン。
吉川の優勝が決まった!
いよいよ今大会最終ヒート、メンズのファイナルへ。
ファイナリストは森大騎、浜瀬海、堀内陽介と秋本祥坪の4名。ファイナル常連組の3人に対し、初ファイナルの堀内。各選手ハイポイントを連発するが、浜瀬が3本目に9.50を出してリードする。森と秋本も追いかけるが、なかなか差は詰まない状態で2位以下がコンビネーションとなった。残り時間5分となったところで熾烈な2位争い。森と秋本がライディングによって入れ替わる形になり森が6点台を2本だしやや有利。秋本も6点台を2本出してくるが僅かの差で森を逆転できず。ラストウェイブも浜瀬が乗り終了となり浜瀬の優勝となった。
結果
メンズ
優勝:浜瀬 海
2位:森 大騎
3位:秋本祥坪
4位:堀内陽介
ウィメンズ
優勝:吉川広夏
2位:井上 楓
3位:井上 桜
4位:大村結衣
閉会式
さわかみグループ 森實 潤様のご挨拶
南房総市商工観光部 部長 石井克仁様のご挨拶
コンテストディレクター 石塚晃より挨拶
また、ReWave活動でビーチクリーンを行いました。
次戦ロングボード第3戦は9月14日(水)〜15日(木)のクリオマンション茅ヶ崎ロングボードプロです。
ショートボードはその前に、8月25日(木)〜27日(土)新島プロがあります。