【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019ロングボード第3戦 太東ロングボードプロはファイナルデー。
7:00からメンズラウンド4よりスタート。
天気は雲多い晴れ、風は弱いオンショア、波のサイズはセット膝〜腿。ポイントは昨日のBバンク(志田下より)を使用。
メンズラウンド4になるとトップシードが登場。
トップランカーがこの小波をどう料理するのか?一般サーファーにはとてもタメになるライディングが観れるハズ。
ヒート2では稗田瞬と川上聖斗の若手がノーズを綺麗に入れてマニューバーも入れコンビネーションで1、2でラウンドアップしてベテランを撃破する番狂わせ。
ヒート4では前回大会の優勝者堀井哲がクロスヒートの末破れる波乱が起きる。
ヒート5ではグラチャン経験者の地元森大騎がトップ通過するが2位には畑太樹が入る健闘を見せる。
ヒート8でも梶原裕太が2位に入る活躍を見せる。
続いてメンズのクォーターファイナルへ。
波はセット腿くらいで風はサイドに振りやや強めに吹くときもある状況で、この影響か少し波数が減った感じ。 ヒート1では井上鷹が6点台と5点台でまとめダントツ1位で、2位にはグラチャン経験者の畑雄二となった。
ヒート2はスポット参戦の喜納元輝がコンビネーションで2本をまとめ1位で通過し、2位には西崎公彦が入った。トライアルから勝ち上がった川上聖斗はここで敗退し快進撃が止まってしまった。
ヒート3は森大騎、鈴木剛は順当にラウンドアップし、ヒート4も秋本祥平、尾頭信広がラウンドアップ。
そしてウィメンズのセミフファイナルへ進む。
ヒート1は小山みなみ、菅谷裕美、関口海璃、佐久間真美の4名。開始から菅谷が4点台を2本マークしてトップを走り、小山がそれを追う展開で最後に小山が5.60をマークして逆転1位、2位には4点台2本の菅谷が入理、小山と菅谷がファイナルへ進んだ。
ヒート2は吉川広夏が巧みにノーズワークを入れて6.83をマークして独走すると、2位にはトライアルから勝ち上がった小林恵理子が、そして3位橋本梨花、4位小高恵子となるが、その小高が残り2分で3点台を2本揃え2位へジャンプアップ。その後順位変動はなく1位吉川、2位小高がファイナルへ。
メンズセミファイナルはヒート1、井上鷹、喜納元輝、鈴木剛、尾頭信広の4名。
オープニングライドは喜納が乗るがすぐプロアウト。井上が1本目に7.00をマークしてトップに出ると2位以下はクロスヒートになる。井上は5本目にも7.67を出して独走。2位争いに注目が集まる。尾頭が2本目に6.50を出すがバックアップが伸びず、鈴木も1本目に5.77を出し、ラストライドで5.17をマークして2位を勝ち取る。ファイナル進出は井上と鈴木となった。
ヒート2は森大騎、秋本祥平、畑雄二、西崎公彦の4名。 波数が減っているが、セットはキレた波があり、秋本は2本乗り2本とも4点台を揃え1位になり、2位には3本ライドした畑が追う。森と西崎は12分経過してまだ1本ずつのライド。残り5分で西崎、残り2分で森が2本目に乗り6.33をマークしてトップへジャンプアップ。そしてそのままヒート終了で、1位森、2位秋本がファイナルへ進出した。
ウィメンズのファイナルは、小山みなみ、吉川広夏、菅谷裕美、小高恵子の4名。
ヒートは25分になる。 菅谷が積極的に1本目に乗り、続いて吉川と小高が1本目のライド。小山はじっくり波を選ぶ。吉川が3、4本目に6点台と5点台を出してトップへ。2位には小山が一歩リードで、菅谷と小高も僅差で追う。しかし、2位以下は3〜4点台しか出ていないのでハイポイントを出している吉川がかなりリード。左サイドで小高はノンプライオリティーで積極的に波に乗るが点数は伸びず。さらに吉川が6本目にしっかりとノーズライドを決めて6.60を出してさらに差を広げる。小山が5本目に小ぶりながらノーズと軽めに当て込みを入れ4.97、6本目にインサイドでハングファイブから一瞬テンを入れるが3.70と伸びず逆転はなく吉川の優勝が決まった!
いよいよ今大会の最終ヒートメンズファイナル。
ファイナリストは井上鷹、森大騎、鈴木剛、秋本祥平の4名。
波も小さく速く力もないのでリッピング系のマニューバーは厳しいことが予想され、いかに短いセクションにノーズを入れてくるかの争いになりそうだ。 オープニングライドは鈴木が乗り3.50、井上の1本目が4.50、秋本の1本目が4.23と皆まぁまぁの滑り出し。秋本が2本目に5.50を出して1位へ。そして井上の2本目が4.93で2位へつける。すると鈴木が5本目にノーズとコンビネーションで4.53を出しトップへ。すると秋本の4本目が高さのある波を選び長いノーズを入れ4.93を出し1位となるが、そのすぐ後に井上が7本目に乗り5.70を出して逆転1位へ上がりさらに8本目に6.83を出して逃げ切りを図る。ここで残り3分。秋本が高さのある波をキャッチしハングファイブからテンさらにファイブとライディングするが5.27とニードに届かず終了のホーンが鳴り、井上の優勝が決まった。