【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSA2022 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ロングボード第1戦 さわかみ 一宮プロは、DAY5を千葉県長生郡一宮町 釣ケ崎海岸(志田下ポイント)で6:30よりスタート。
天気は晴れ、風は弱い南西風で、波はモモ〜コシくらいで多少面はヨレているがロングボードならアクションが入るコンディション。
メンズラウンド3からスタート。
ヒート1は梶原裕太、川上聖斗、佐久間秀人と中井晴のヒート。このヒートは川上のクラシック系と佐久間のモダン系の特徴のあるプロが登場。川上は3本目に6.00を出し2本目のバックアップと合わせ10.10で1位通過となり、2位には2本のライドで9.35をマークした梶原が入った。
ヒート2は昨年プロ公認を取得した武川慎とベテラン塩坂信康、杉本信裕と上木達也のヒート。上木は3本目に5.00を出してヒートをリードすると、塩坂も3本目に4.15を出して追いかける。武川が1、2本とポイントは伸びなかったが、3本目に5.50を出してトップに出るとそのままヒートは進み1位武川、2上木でヒート終了。
ヒート3はベテラン吉川祐二と櫻岡甲太、安井淳、平田拓海の4名。皆が正面〜右側でポジショニンしてライディングするが、吉川一人が左でポジショニングし、これはヒート開始前に吉川が波をみて決めていたポジショニング。ヒート終盤まで櫻岡がトップ、2位に吉川がつける。しかし、3位の平田がこのヒートのハイエスト4.35を持っているのでバックアップを揃えれば一気にトップへ出れるが・・・。終盤で吉川が乗り3.60を出して逆転すると、平田が8本目で3.00を出して2位へ。吉川はさらにラストウェイブで4.35を出して差を広げトップでラウンドアップ。2位はAMシードの平田となった。吉川は作戦がハマっていた。
ヒート4は藤井辰緒がクレジット。宮崎から来て千葉の水は冷たいと嘆いていたが、きっちりとライディングは魅せて2位でラウンドアップし、1は昨日プロ公認資格を獲得した田岡遼平。
ヒート5は好調の石井乃亜とグランドチャンピオン経験者、浜瀬海、岩上謙介、平川義宏の4名。浜瀬は1本目から6.75を出してヒートを作りバックアップも揃えてくる。岩上も1本目に4.00で追随し、石井もジワジワポイントを伸ばしてくる。浜瀬は4本目に8.50のエクセレントを出してダントツ1位で、2位には岩上が2本目も4.25を出してラウンドアップした。
続いてメンズラウンド4へ。 ラウンド4からはトップシードが登場。ヒート1は井上鷹がクレジット。井上は2本目に6.10を出してヒートを有利に進め、川上聖斗が4本目に5.00を出し追いかける。真田和斗と上木達也もライディングするが追いつけず1位井上、2位はクラシカルな川上が入った。
ヒート4は秋本祥坪、ユージン・ティール、田岡遼平と平田拓海。平田はここを勝ち上がるとプロ公認資格が取れる大事なヒート。秋本が2本目に5.25をマークし有利にヒートを進め、平田が2本目に4.50、田岡が1本目に4.90を出して追いかける。秋本は5本目に6.00を出して差を広げる。熾烈な2位争いは平田と田岡の二人に絞られてきた。終盤、田岡が小さめの波を選んだが波ができてきてコンビネーションを入れて6.00をマークし逆転2位となりヒート終了。平田は健闘したが敗退となった。
そしてウィメンズラウンド4へ。 ヒート1は田岡なつみ、小高恵子、平賀美香と吉田未来。田岡が1本目に7.00を出してスタートダッシュ。小高も2本目に4.00を出して2位へ。田岡は3本目に4.35を出して差を広げると小高もバックアップを伸ばし田岡を追う。田岡は4本目に8.50を出して独走状態でそのままヒート終了。2位は小高が順当に勝ち上がった。
ヒート2は井上楓と井上桜の姉妹対決。小栗と井上桜が1本目の時点でリードするが、その後各選手2点台のスコアが続き、井上楓と市川梨花が中盤に3点台を出して逆転しそのままヒート終了。1位井上楓、2位市川梨花。
ヒート3に吉川広夏がクレジット。吉川は4本目に4.75、6本目に5.70を出して大きくリード。それを栗田裕子、小林恵理子、戸田成美が追う展開。栗田は4本目に4.00を出し、バックアップも2.75で2位に。小林と戸田もライディングするが2点台でロースコアが続き、吉川はラストウェイブで5.25を出して1位でラウンドアップし、2位は栗田となった。
続いてメンズのクォーターファイナルへ。
ヒート1は井上鷹が貫禄の1位となり、2位にはルーキーの武川慎が入った。
ヒート2は梶原裕太がグランドチャンピオン経験者の森大騎を抑え1位となり2位は森が入った。
ヒート3では秋本祥坪と浜瀬海の激しいシーソーゲームとなり、ラストのレフトの波で逆転した秋本が1位、2位浜瀬でヒート終了。
ヒート4では堀井哲が1位、最近成長著しい西口京佑が2位となった。
ウィメンズのセミファイナルへ。 ヒート1は田岡なつみ、市川梨花と栗田裕子の3名。田岡は2本目にレフト方向へ乗りバックサイドで8.00のエクセレントを出して大きくリード。市川と栗田が追う展開。市川が2本目に4.50を出して追いかける。栗田はなかなかスコアを伸ばせずヒート終了となり1位田岡、2位市川でヒート終了。ファイナルは田岡と市川がアップ。
ヒート2は井上楓、吉川広夏と小高恵子のヒート。吉川はノーズライディング中心の組み立てで着実にポイントを伸ばし1位をキープし、井上も離されないように吉川を追いかける。小高は苦戦しロースコアが続く。吉川はバックアップも4.10に上げてトップへ。2位は井上となった。吉川と井上がファイナル進出となった。
メンズのセミファイナルへ。
ヒート1は井上鷹、梶原裕太、浜瀬海と西口京佑の4名。1本目から6.00を出した浜瀬が2本目は4.80を出してリード。井上も1本目に5.00を出し、2本目も5.25で追いかける。梶原と西口は3点台のライディングで留まりスコアが伸びない。浜瀬は3本目に7.50を出して差を広げ、井上もラストウェイブで6.10とトップを伸ばし1位、2位は変化なしでヒート終了。浜瀬と井上がファイナル進出となった。
ヒート2は秋本祥坪、堀井哲、武川慎と森大騎の4名。前半は堀井が4.65、秋本が4.50で前を走る。武川も続けて波に乗るが、珍しくPUのシングルフィンを持ち出した森はじっくり波を選ぶ。堀井が2本目に6.65を出してリードすると、秋本も2本目に6.00を出して追随。森も1本目に乗り4.05で追いかける。堀井はバックアップを伸ばし逃げ切る体制。森は3本目にプライオリティインターフェアを犯し4位へ降下。そのまま情勢は変わらず1位堀井、2位秋本となった。
そしてウィメンズのファイナルへ。
ファイナリストは田岡なつみ、吉川広夏、市川梨花と井上楓。各選手が1本目に乗ったところで、吉川が3.75で先行し、田岡、井上、市川の順。田岡が2本目に5.25を出して1位へ上がり、吉川は2本目に3.10で2位へ。市川もジワジワとポイントを上げてくる。田岡は3本目に4.15、5本目に4.80を出してバックアップをあげる。田岡は8本目に7.25を出してトップを伸ばす。吉川も4.70、6.80を出して追いかけるが届かずヒート終了。田岡なつみの優勝が決まった。
いよいよメンズのファイナルへ。
ファイナリストは浜瀬海、堀井哲、井上鷹と秋本祥坪。浜瀬が1本目に5.50、2本目も5.25を出してリードする。そして井上が3本目に6.00を出して追いかけると、堀井が4本目に4.50、5本目に5.10を出して2位へ。終盤になり順位変動はないがハイエストを持っているのは井上。ニードは4.75。ここで終盤井上が乗りポイントは?井上のポイントは4.25と届かず、最後に井上がもう1本乗るが1.10でヒート終了。浜瀬海の優勝が決まった!おめでとう。
閉会式
結果
メンズ
優勝:浜瀬海
2位:井上鷹
3位:堀井哲
4位:秋本祥坪
ウィメンズ
優勝:田岡なつみ
2位:吉川広夏
3位:井上楓
4位:市川梨花