【Surfing for all がんばろう日本!】 JPSA2021 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ショートボード第4戦 ムラサキ鴨川オープン supported by 秀吉内装は、千葉県鴨川市東条海岸(マルキポイント)でファイナルデー。
うねりは弱い北北東になりスモールサイズ。風は強い北西風でサイドオフになるが板が降りづらい状況。潮が多いと割れづらいので潮が引き割れ始めるのを待ってスタート。
オープニングヒートは、ウィメンズのラウンド4ヒート1。 松岡亜音、橋本恋と須田那月の3名ヒート。松岡が1本目に4.17を出し2本目に5.00を出してヒートをリードする。須田も1本目に3.33、4本目に3.83で追いかける。松岡は4本目にも5.43を出して差を広げると須田も5本目に4.20を出してポイントを伸ばす。後半橋本が4点台を2本まとめて2位へ上がり須田もライディングするが届かずヒート終了。1位松岡、2位橋本となった。
ヒート2は川合美乃里、池田美来と中塩佳那の3名。 川合が前半積極的に動きヒートをリードし、池田が2位で川合を追いかける。中盤中塩が5.00を出して差を詰めると5本目に7.00をマークし1位へジャンプアップ。川合も5本目に7.83をマークし逆転1位へ上がりヒート終了。1位川合、2位中塩となった。
続いてメンズのクォーターファイナルへ。
ヒート1は安室丈と西慶司郎のマンオンマン。現在ツアーランキングの1位と2位の争い。互いに1本目に乗った段階で、西が5.50、安室が4.50とほぼ互角。2本目は西が5.17、安室が3.90とここで西が有利な展開に。安室も3本目に5.53をマークし、ここまでのハイエストを出し2位だが有利な状態に。安室のニードは5.14。しかし西がラストウェイブにも5.30を出して差を広げヒート終了となった。
ヒート2は河谷佐助と大橋海人。ヒート開始早々大橋が乗り3.17、その後河谷が乗り続けて3本目に4.50を出してややリード。大橋も3.43を出してニードは3.81。大橋は後半に5.50と6.83を連発して1位に上がり、河谷のニードは7.83で残り3分。逆転のセットを待つ河谷に波が来ないままヒート終了。1位大橋、2位河谷となった。
ヒート3は伊東李安琉と田中大貴。伊東が1本目に5.67を出してまずはポイントを出し、田中も1本目に4.67、2本目に4.33を出して1位になりヒート半分。伊東はじっくり波を待つ状況。伊東が2本目に4.87を出して逆転。田中のニードは5.87で残り3分。田中がプライオリティーを使いライドするが波のポテンシャルがなく逆転できずヒート終了。伊東がセミファイナルへ進んだ。
ヒート4は小林桂と佐藤魁。小林が序盤に4.67を出してリードし、佐藤は2点台を2本で波を待つ。佐藤も7本目に4.17を出して差を詰めるが届かずヒート終了。1位小林、2位佐藤となった。
そしてウィメンズのセミファイナルへ
ヒート1は注目の2人、松岡亜音と中塩佳那のヒート。松岡の1本目は4.83で中塩が4.33とイーブンなスタート。2本目に中塩が4.43とポイントを伸ばし、松岡は3.17とちょっとブレーキ。中塩は5本目に5.07を出して差を広げる。松岡もラストウェイブで4.17を出してバックアップを伸ばすが逆転はできずヒート終了。中塩がファイナルへ進んだ。
ヒート2は川合美乃里と橋本恋。オープニング早々川合、橋本共にライディングをしてほぼ互角にスタート。川合が2本目に5.17を出してややリード。川合が6本目に3.50を出して差を広げる。橋本はなかなかポテンシャルのある波をキャッチできない。川合は8本目に4.37を出してさらにバックアップを伸ばし、橋本もポイントをアップさせるが3点台で逆転できずヒート終了。川合がファイナル進出となった。
メンズのセミファイナルへ。
ヒート1は西慶司郎と大橋海人。西が3本目に5.50を出してヒートをリードし、すぐに4.03を出してリードを広げる。大橋も1、2本と3点台は出すがなかなかポイントが伸びない。後半大橋が6本目に4.20を出して反撃態勢に出ると西が4.83を出してバックアップを伸ばし大橋を突き放す。そしてセットが来るが間に合わずヒート終了。西がファイナルへ進んだ。
ヒート2は伊東李安琉と小林桂。伊東が1本目に7.67を出しヒートを有利にスタート。小林も1本目に5.00をマークし、2本目に4.73で追いかける。伊東は5本目に3マニューバー入れ4.97を出して差を広げる。結果伊東がラウンドアップし、ファイナル進出。
ウィメンズのファイナルへ。
ファイナリストは中塩佳那と川合美乃里。グランドチャンピオン経験者の川合とNSA全日本4連覇で過去に3回プロ公認資格を獲得している中塩のファイナル。オープニングライドは中塩で4.00とまずまずのスタート。続いて2本目も中塩が乗り3.33。川合もライディングするがポテンシャルのある波ではなく0.70。潮の上げ込みでセットは来るがかなり速くマニューバーが入りづらい状況だが、中塩は着実にポイントを出し4.83もマーク、川合も徐々にポイントを伸ばし追いかけて、4本目に5.00を出しこのヒートここまでのハイエストとなりニードは3.83。川合は5本目に3.93を出し逆転に成功!中塩のニードは4.11。ラストの中塩のライドは3.77で届かず。
ヒート終了となり川合美乃里が2019年の最終戦一宮プロ以来の久しぶりに優勝した!
久しぶりに優勝者が担がれる光景となったが、珍しくファイナルを戦った中塩も加わるという事になり二人の関係性が伺える1枚になった。
いよいよメンズのファイナルへ。 ファイナリストは西慶司郎と伊東李安琉。共にグーフィースタンスでまずは伊東がライディングし、4.67を出し、3本目にも5.10を出しスタートダッシュ。西も2本目に4.20をまずスコアメイク。しかし伊東も5本目に5.33を出す。西のニードは6.23。その西は5本目に5.27を出して差を詰めニードは5.17とするが伊東が9本目に5.53を出しトップを伸ばしさらに10本目に7.33を出して突き放す!西はニード7.59をひっくり返すことができず伊東李安琉の初優勝が決まった!
「結果」
メンズ
優勝:伊東李安琉
2位:西慶司郎
3位:小林桂、大橋海人
ウィメンズ
優勝:川合美乃里
2位:中塩佳那
3位:松岡亜音、橋本恋