さわかみ

2021ロングボード第4戦クリオマンション茅ヶ崎ロングボードプロDay1リポート

2021ロングボード第4戦クリオマンション茅ヶ崎ロングボードプロDay1リポート

【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSA2021 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ロングボード第4戦 クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロは、神奈川県茅ヶ崎海岸でスタート。

うねりは弱い東うねりでセット膝くらいのスモールサイズ。風は北東風でコンディションは良いがセット間隔が長いので選手はヒートの組み立てが難しいだろう。 潮が引き動き出すのを待ってヒート開始。

まずはメンズのラウンド1から。

ヒート1には太東で優勝している森大騎がクレジット。森はこのスモールサイズの波でしっかりマニューバーを入れてきて6.50をマークし、2本目も5.25でリードする。この後森はバックアップを5.50と伸ばし1位でヒート終了。2位にはローカルシードの久保博崇が入りプロ公認資格を獲得した。

1位でラウンドアップ森 大騎
ローカルシードの久保博崇
2位でラウンドアップしプロ公認獲得 久保博崇

ヒート2には地元の牧野拓滋がクレジット。牧野はセットを上手く掴みノーズライディングをきっちり決め2本まとめ2位でラウンドアップ。1位は終始トップを走った中井晴となった。

1位の中井 晴
地元の牧野拓滋は2位でラウンドアップ
ヒート3を1位の岩上謙介
ヒート4 惜しくも敗退した茅ヶ崎の小島健太郎

ヒート5には鈴木剛がクレジット。市川貴大と石井乃亜が積極的にライディングをする中、鈴木はしっかりとセットを待ちライディングをする展開となる。このヒート前からオフショアが強まり波数がさらに減った印象。ヒート半分で石井が3本に乗り1位、2位は1本のライディングで鈴木となっているが、市川が2本目に乗り2位へ。鈴木のニードは1.20で、鈴木が2本目に3.65を出して1位へジャンプアップ。石井が4本目に4.65を出して1位へ上がりヒート終了。2位は鈴木となった。

1位通過のルーキー石井乃亜
2位でラウンドアップの茅ヶ崎が地元の鈴木 剛

ヒート8には堀井哲がクレジット。堀井は一人左側で波を待ち1本目に4.20を出し2本目にノーズをきっちり入れ6.00で1位へ。2位は1本目に4.85を出した佐藤樹生。堀井はさらに4本目に5.00を出して1位のまま終了。2位には2本うまくまとめ佐藤が入った。

1位でラウンドアップ 堀井 哲
2位で通過の佐藤樹生

ヒート9はアグレッシブなライディングが心情の西口京佑とクラシックなライディングの川上聖斗の対照的な2人が登場するヒート。やはり西口が「動」的なライディングで5.25をマークすると、川上は流れるようなステップでノーズへ行きファイブからテンのコンビネーションで8.00のエクセレントを出して1位で通過し、2位は西口となった。

ハングテンを決めて8.00を出し1位通過の川上聖斗
2位通過の西口京佑
ヒート10の武藤龍寿のハングテン

ヒート11はGC経験者の畑雄二がクレジット。なかなかポテンシャルのある波に乗れず苦労した畑だが、ラスト2本で5.60と4.10を出して1位となりヒート終了。2位には井上克彌が入った。

1位の畑 雄二

ヒート12には地元茅ヶ崎の田沼亮がクレジット。できたばかりのサーフボードで出場。乗りながら調整していくと言う。ロッカーが少なくラウンドテールのシングルフィン。スピードが出るようでノーズも決まり見事1位でラウンドアップ。2位は梶原裕太となった。

1位通過の地元茅ヶ崎の田沼 亮
2位通過の梶原裕太
ヒート13を1位通過の藤井辰緒

ヒート15は今シーズンJPSA初出場となる浜瀬海がクレジット。浜瀬は2019年の茅ヶ崎大会の優勝者で連覇がかかる。それを迎え撃つのは尾頭信弘、佐藤広に久し振りのJPSA参戦となる下山雄一。まずは浜瀬が様子を見るような感じでライディングし4.75。そして浜瀬は4本目にファイブ、テンと続けてノーズライディングを入れてスムースなライディングで8.75のエクセレントを叩き出す!浜瀬がダントツ1位となるので、注目は2位争い。前半は尾頭が2位となるが中盤で佐藤が逆転。すぐに尾頭が3本目のライディングで逆転し2位へ。熾烈な2位争いから目が離せない。結果佐藤が逆転のライディングはできず尾頭が2位となった。

エクセレント8.75を出した浜瀬 海
ベテラン尾頭信弘は2位でラウンドアップ

ウィメンズのラウンド1へ。

ヒート1は吉川広夏がクレジット。オープニングは吉川が乗りノーズを入れて4.25をマーク。戸田成美も積極的に乗り前半2位をキープ。矢澤直子もローカルシードの山田智子も2位争いで戸田を追いかける。吉川は5本目にファイブ、テンを綺麗に入れ5.00を出してトップを独走。他の選手はなかなか得点を伸ばせず苦戦。吉川はラストにもファイブからテンを入れ7.25のダメ押しでトップ通過。2位は矢澤となった。

ハングテンを決める1位の吉川広夏
2位でラウンドアップ矢澤直子
ヒート2を1位通過の吉田未来
ヒート2を2位でラウンドアップ 布目 純

ヒート3は小高恵子と今年プロ公認を得た井上楓と平賀美香のヒート。かなりインサイドブレイクとなるこの時間帯だが、井上が早めのマニューバーでポイントを重ね1位でラウンドアップ。2位争いは小高と平賀となりきっちりノーズライディングを入れてきた小高が僅差でラウンドアップした。

1位通過の井上 楓
2位でラウンドアップの小高恵子

ヒート3終了後コンテストディレクターの石塚が、波数が減り、かなりインサイドブレイクとなったため、コンテストのストップを判断し本日の全ヒートが終了となった。