【Surfing for all がんばろう日本!】JPSA2021 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ショートボード第3戦 -CS2- さわかみチャレンジシリーズ 第25回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯 -Challenge II-は、茨城県大洗海岸でFINAL DAY。
東〜北東うねりが続き胸〜肩セット頭くらいのサイズで風は弱いにし風のオフショアでスタート。
ウィメンズのラウンド3。 ヒート1は西元 萌 エミリ、西元 梨乃 ジュリ、脇田紗良と池田美来。まだ潮が多く引っ掛かりづらいがポテンシャルのある波はくる。脇田は1本目に5.17を出し、池田も1本目に7.17を出しヒートを引っ張る。残り3分で池田が3本目に乗り5.83をマークしトップへ。脇田のニードは7.83。3位は西元ジュリでニードは5.08で2位に上がれる。終了間際に西元姉妹が揃ってライドするが逆転はできず、1位池田、2位脇田で終了。
ヒート2は中塩佳那、松岡亜音、須田那月と佐藤李の4名。このヒートは波のめぐりかスローなスタート。1本目に松岡が乗るが1マニューバーで点数は伸びない。セットが来て中塩と須田が同時にパドルし共にテイクオフ。ここは須田のインターフェアとなり須田のバックアップスコアが半分になる。ここで1位は松岡で2位に中塩となる。佐藤も3.00を出して追いかけるが4位から抜けられない。須田は諦めず3.53を出して、ラストも2.77で2位へ上がりそのままヒート終了。1位松岡、2位須田となった。
そしてメンズのQFへ。 ヒート1は西優司と西慶司郎の兄弟対決。先行するのは優司で1本目に5.50を出し、慶司郎も本数に乗るがポイントが伸びない状態でヒート半分。優司が3本目に4.17を出してバックアップを伸ばす。裏のセットで慶司郎が乗り2マニューバーで6.00を出し逆転。すぐに慶次郎が5本目に乗りしっかり2マニューバー入れて6.10と差を広げる。優司も4本目に乗り2マニューバー入れて6.67を出して逆転。さらに5本目に乗り3マニューバーで5.60が出たところでヒート終了。兄弟対決は優司がラウンドアップした。
ヒート2は岩見天獅と辻裕次郎。オープニング早々岩見が乗り際どいセクションに乗り5.83、すぐ裏で辻もライディングするが1.23とここは岩見が有利に進める。岩見は2本目にも4.00を出してリードを守る。辻も3.33を出して追いかけるが岩見も4.40を出して差を広げ、そのまま変わらずヒート終了。
ヒート3は仲村拓久未と塚本勇太。オープニングライドは塚本が乗り4.83でまずまずのスタート。塚本は2本目も4.53でリードを広げる。仲村は1本目で2.93。2本目も3.57でややポイントが伸びない。仲村は右、左とポジションを細かく変えながらヒートを進める。しばらくヒートが動かず残り5分で仲村が右側のインサイド寄りで4本目に乗り2マニューバー4.57、そしてすぐに5本目に乗りエアーリバースを決め5.50で逆転。塚本のニードは5.25。その後ポテンシャルのある波が来ない状況でヒート終了。仲村がセミファイナルへ進んだ。
ヒート4は安室丈と松永大輝。ヒート開始ホーンがなり松永がすぐライディングをするがバランスを崩しポイントは伸びない。安室は2本目に6.17をマークしヒートをリードする。松永が2本目に乗ったヒート中盤は少しスローな展開になり後半へ。松永が動きながら波を掴み3点台を2本で徐々に差を詰める。安室も優先権を持ちながら波を選び右側のセットに乗り4.00で差を広げそのままヒート終了。
ウィメンズのSFへ。
ヒート1は池田美来と須田那月。波もかなり少なくなり1本の重みが出てくるヒートになりそうだ。池田、須田とも終盤まで2本のライディングしかできずほぼ同じ状況。共に3本目の乗ると池田が逆転し、すぐに須田が逆転しヒート終了。須田がファイナルへ進んだ。
ヒート2は松岡亜音と脇田紗良。1本目に松岡が4.33、脇田が2.33とトライアルから勝ち上がってきた松岡がややリード。松岡が3本目に3.57を出すと、脇田も3本目に4.67を出して追いかける。ニードは3.23。残り5分で脇田が乗るがマニューバーは入れられずニードも変わらず残り1分で脇田はインサイドで乗るがテイクオフのみでヒート終了。松岡がファイナル進出となった。
メンズのセミファイナルへ。
ヒート1は西優司、岩見天獅。好調西は2本目に6.17を出してリードする。岩見がやや波選びに苦戦しポイントが伸びない。さらに西は3本目に5.27を出して岩見との差を広げる。岩見のニードは7.71。本数に乗り攻めた岩見だが逆転できず、西のファイナル進出が決まった。
ヒート2は仲村拓久未、安室丈。オープニングは安室が中央で乗り5.83、仲村が右側のピークで乗り2マニューバー入れ4.60。仲村は2本目に4.70を出してリードする。安室が3本目にしっかり3マニューバー入れ6.17で逆転。仲村のニードは7.30。残り2分で仲村が乗り5.33。順位は変わらずニードは6.67に。終了間際にも仲村が乗るが届かず安室のファイナル進出となった。
ウィメンズのファイナルへ。
ファイナリストは須田那月と松岡亜音。 松岡はトライアルから勝ち上がった選手。須田は2019年のグランドチャンピオンだ。スロースタートになり松岡がフロントサイドに乗り5.33、須田もすぐ後ろで乗るがピークがすぐ崩れ0.50。松岡は2本目に1マニューバーで3.50を出し10分経過。須田の2本目は大きなカットバックから1マニューバー入れようとしたところでボトムの岩の影響かバランスが崩れ3.07と伸ばせなかった。須田のニードは5.76。松岡は3本目に1マニューバーだが4.67を出して差を広げ最後までこの差は変わらず、トライアルから勝ち上がってきた松岡亜音に決まった!
メンズのファイナルへ。
ファイナリストは西優司と安室丈。
1本目は二人とも1点台のライディングで、安室が2本目に4.83とまずまずのライディングで西は1.30で安室がややリード。安室は3本目に左側のピークで高さのある1マニューバーで5.77と差を広げる。西も3本目に5.07と追いかける。西の4本目は3.00でバックアップをあげるが、安室が4本目に速いセクションに2マニューバー入れ7.67を出して突き放す!西も逆転ライドを仕掛けるがポテンシャルのある波が来ない状況で終了のホーンが鳴る。安室丈はJPSA初優勝になった!
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大会結果
メンズ
優勝:安室 丈
2位:西 優司
3位:岩見天獅、仲村拓久未
ウィメンズ
優勝:松岡亜音
2位:須田那月
3位:脇田紗良、池田美来
ベストライディング賞:本戦で最高得点(1ウェイブで)を出した選手を表彰