【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSA2021 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ロングボード第2戦
9GATES. PRO 太東は会場を千葉県いすみ市太東海岸にてDAY1スタート。
2019年ぶりに開催されたプロトライアルでメンズ1名、ウィメンズ4名のプロ公認資格獲得者が誕生した!
試合開始前にはエントリー選手は全員PCR検査と検温を受けることから始まる。
医療チームCURE
太東ポイントのコンディションは、昨日より東寄りのウネリが強まり膝セットモモくらいのサイズとなっている。風は弱い北東〜東北東のオンショア気味でやや海面は乱れている状況。
まずはメンズのプロトライアルから開始。
トライアル上位3名がプロ本戦に出場でき、プロ本戦のラウンド1を勝ち上がると公認プロ資格が与えられる。または、1ウェイブで7点、もしくはベスト2ウェイブスコアで11点以上を出した選手にも公認プロ資格が与えられる。
15分ヒートの中でベスト2ウェイブを4人で争うのはかなり波選びが重要になってくる。なかなかコンビネーションが入りづらいコンディションなので、波によりノーズライディングだけ、マニューバーだけとしっかり1マニューバーを入れて点数を出す試合運びとなる。
ラウンド1では、石井乃亜の9.50、井上直樹の9.00、八木太一の8.75がトータルではベスト3のポイントとなり、ベストウェイブでは八木太一の5.50となる。
続いてラウンド2へと進むが、高いポイントを出している選手が中心に動き出すことは間違いないだろう。
ラウンド2では、ヒート2に大場玲遥は、6.75と5.40のトータル12.15を出して見事プロ公認資格獲得となった!
ラウンド3のヒート1は、大場玲遥、武川慎、榊原彩大と石井乃亜の4名ヒートで、前評判の高い選手が集まったヒート。実力レベルも高く、最後までクロスヒートとなり1位武川、2位榊原がともにラストライドで逆転しラウンドアップ。ラウンド2でプロ公認資格を獲得した大場がここで敗退となった。
メンズのラウンド3が終了したらウィメンズのラウンド1に進む。
ウィメンズはトライアル上位6名がプロ本戦に出場でき、プロ本戦のラウンド1を勝ち上がると公認プロ資格が与えられる。または、1ウェイブで7点、もしくはベスト2ウェイブスコアで11点以上を出した選手にも公認プロ資格が与えられる。
ラウンド1ではヒート2にメンズの井上鷹選手の妹井上楓、ヒート3に井上桜がそれぞれクレジット。その井上楓は1位でラウンドアップし、井上桜も1位でラウンドアップ。ヒート3では吉川広夏の妹、未来もクレジットされ2位でラウンドアップとなった。
ウィメンズの本戦出場選手は、瀬下絵里子、野田涼子、井上楓、寺前昌子、井上桜と吉川未来が本戦出場となった。
続いてメンズトライアルのラウンド4。
上位3名が本戦に出場できるだけに、かなり気合が入っている選手たちだが、波が入ってこない状況に。選手たちはかなりイライラモードだろう。
この状況でメンタルのタフネスさが求められるところだ。
結果、1位の榊原彩大、2位の武川慎と3位の土屋貴洋の3名が本戦への切符を手に入れた。
いよいよウィメンズの本戦ラウンド1へ。
ヒート1には吉川広夏がクレジット。ここにはSAシードの平賀美香がクレジットされ2位でヒートは進行し、結果、1位吉川、2位平賀でヒート終了。平賀のプロ公認資格取得が決まった。平賀は初めてトライアルに参戦し(以前にはNSAの大会に2回でたのみ)見事合格となった。
吉川は妹のヒートがあったので、自分の方が緊張してしまって自分のヒートがバタバタだった。次のヒートはしっかりやりますと話してくれた。
ヒート4では、トライアルから勝ち上がった寺前昌子が2位になり見事プロ公認資格を獲得した。1位は伊藤奈央子となった。
ヒート5は田岡なつみがクレジット。ここにはトライアルから勝ち上がった吉川未来がいる。ヒートは終始安定したライディングで田岡がリードし、ラストウェイブでは8.00のエクセレントを出してダントツ1位、2位には大池裕美子が入った。
ヒート6にはトライアルからの井上楓がクレジットされ、見事1位でラウンドアップしプロ公認資格を獲得した。2位には水口朋香が入った。
続いてヒート7ではトライアルから上がってきた井上桜がクレジット。井上も2位となり見事プロ公認資格獲得となり3兄妹揃ってプロとなる可能性が出てきた。
井上楓は16歳、桜は13歳とティーン旋風が巻き起こった。
ヒート8では小高恵子が“ケニーレフト”をうまく掴みファイブからテンのコンビネーションで5.25をだしダントツ1位でラウンドアップ。2位は小林恵理子となった。
ここで10日のコンテストスケジュールは終了。
明日は、メンズのラウンド1からスタートの予定。
プロ合格者