【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSA2021 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ロングボード第1戦 -CS1- さわかみチャレンジシリーズ 一宮プロ -Challenge I-はファイナルデー!
ロングボード最終日は予報通り南東風が強く吹きコンディションが乱れた中でのスタートとなった。
メンズのラウンド2から開始。
ヒート1では井上鷹が終始リードするかたちとなり、3本目に8.00のエクセレントを出し飛び抜けると4本目にはバリエーションあるマニューバーを入れ10.00ライドを魅せてダントツ1位となった。2位には真田和斗が入った。
ヒート2は米本好希が1本目に5.50を出してスタートする。ライディング本数は少なくなることを皆想定しているようで、1本のライディングをしっかり乗り継ぐ感じだ。藤井辰緒もノーズとカットバックで繋いで3点台を2本まとめ2位へ。武藤龍寿は一人左側のポイントで波待ちしライディングするがなかなかポイントが伸びない。終盤米本はバックアップを4.65に伸ばし1位で通過、2位には藤井が入った。
ヒート3は西口京佑が2本目にキレたフェイスのある波を選びノーズ、カットバックで繋いで当て込み6.00を出してリード。西崎公彦が4点台と3点台を出して2位につける。秋本祥平はなかなかマニューバーを入れる波が来ないままヒート終盤になった。結局大きな順位変動はないまま1位西口、2位西崎で終了。
ヒート5には森大騎がクレジット。ヒート時間内では3本くらいのライディングがやっとになりそうな状況となってきた。斉藤智也と森はまず序盤に1本目を乗りポイントをつける。斉藤は3本のライディングで2本3点台を出して1位に、森は2本目にインサイドまでノーズやターンで乗りつなぎ4.00を出して2位へつける。そして森はすぐ3本目に乗り3.70を出してトップへ出たところでヒート終了。1位森、2位斉藤となった。
ヒート7は畑雄二、櫻岡甲太、吉田英司と中山祐樹の4名。
開始5分で畑以外は皆1本乗り櫻岡と中山が3点台をだしやや有利にヒートを運ぶ。吉田と畑もなかなかライディングできる波がつかめず苦戦。しかし、後半畑がアウトの波を2本うまく掴み3点台を2本出して1位へ。そのまま順位はスライドするかたちで2位櫻岡、3位中山、4位吉田で終了。
ヒート8は序盤、梶原裕太がリードして進むが、中盤に堀井哲が6.50を出して1位に出るとラストウェイブにも5.00を出してラウンドアップを確実なものにした。2位は1本目に3.75を出した梶原となった。
そしてコンテストはメンズのQFへ進む。
ヒート1は井上鷹が1本目に5.00を出してスタートダッシュ。米本好希と西崎公彦も4点台を出して追撃。井上は4本目に4.40を出してバックアップを伸ばし差を広げる。結果終了時の2位は米本となった。
ヒート2は西口京佑、菊池里騎、真田和斗と藤井辰緒の4名。
開始早々から西口がエンジン全開で3.50と6.00を出してスタートダッシュ。菊池がそれを追う展開。真田と藤井はライディングが続かずポイントが伸びない。そんな中西口がラストウェイブで6.65を出して逃げ切る。2位には前半のキープがモノを言い菊池が真田と藤井を抑えるかたちとなった。
ヒート3は森大騎、鈴木剛、櫻岡甲太と梶原裕太の4名。
ヒートがスタートして森がノーズやターンでインサイドまでつなぎ5.50を出してヒートをコントロールし、次に櫻岡が乗りカットバックから当て込みで5.10を出して追いかける。そして梶原も1本目に4.25を出してまずます。後半まで櫻岡が1本のライディング。櫻岡も2本目に乗り3.60を出して2位へ。鈴木と梶原も乗るが3点台止まりで逆転できずヒート終了。
ヒート4は畑雄二、堀井哲、斉藤智也と岡田匡平の4名。
堀井はショートライドとなってしまい早めに本数を重ねるが、岡田が4.00,畑が3.65の1本目で互角なスタートになるが、堀井が3本目に5.25を出して頭一つ出る。ラストにも堀井が3.25を出して1位を確定させ、2位には1本目のアドバンテージが効き岡田が入った。
続いてウィメンズのセミファイナルへ。
ヒート1は吉川広夏、田岡なつみと森本麻夜の3名。現在日本のウィメンのロングボードシーンを牽引する2人が登場。
雨、風強まりサイズも上がりゲッティングハードな中、3名はパドルアウト。
田岡がオープニング後1本目に8.25を出して断然優位にヒートを進める。吉川も2本目に5.50を出してトータル7.75とし田岡を追いかける。田岡は4本目に5.75とバックアップを伸ばし1位をキープしてヒート終了。2位は吉川となった。
ヒート2は小高恵子、市川梨花と大橋寛子の3名。
なかなか乗れない状況の中、小高は1点台だがショートライドを3本乗りトップへ、市川は1本目に2.25を出して実質やや有利な展開。大橋は手前で2本乗り次のゲッティングアウトでハマって時間ロス。市川は3本目に2.60を出して1位へ上がる。大橋のラストウェイブは逆転ならず小高の2位が決まった。
メンズのセミファイナルは、ヒート1は井上鷹、西口京佑、櫻岡甲太と岡田匡平の4名。
いのうえが1本目にコンビネーションを入れて5.75を出すと、西口も4.25で追いかける。岡田も2本目に4.55を出すが、井上が3本目にファイブ〜テンを入れ8.50のエクセレントをマークしてトップへ。2位争いは2本目に5.25を出した西口となった。
ヒート2は森大騎、堀井哲、米本好希と菊池里騎の4名。
菊池が1本目に4.15を出して2本目が楽になる展開。堀井が2本目に4.25、3本目に3.50を出してトップへ。森が1.25としニード5.45。森は3本目に4.30を出すが届かず、米本も攻めるが厳しいライディングが続き、1位堀井、2位菊池でヒート終了。
いよいよウィメンズのファイナル。
ファイナルは25分ヒート。
ファイナリストは、田岡なつみ、市川梨花、吉川広夏と小高恵子の4名。
田岡が1本目に5.75を出してリード。吉川も2本目に4.45を出し追随。小高と市川の1本目は2点台と1点台で伸びず。吉川が3本目に3.35を出しトップに出るとすぐ田岡も乗り3.00で再び1位に。残り5分で田岡は3本目もノーズを入れたライディングで4.50を出しバックアップを塗り替える。吉川のニードは4.31。ラストに田岡は5.45を出して優勝を決めた!
そしてメンズファイナルへ。
ファイナリストは井上鷹、堀井哲、西口京佑と菊池里騎の4名。
開始して井上は続けて波に乗るが3本目にやっと5.25を出すが、西口が4.00と3.35を出して逆転して1位へ。井上も4本目に4.00を出して再逆転。西口のニードは5.26。その後堀井が3本目に4.15を出して2位へ上がる。井上は5本目にも6.25を出して優勝を決定的にする。
結果
メンズ
優勝:井上鷹
2位:堀井哲
3位:西口京佑
4位:菊池里騎
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ウィメンズ
優勝:田岡なつみ
2位:吉川広夏
3位:市川梨花
4位:小高恵子