【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSA2021 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ショートボード第1戦 -CS1- さわかみチャレンジシリーズ 一宮プロ -Challenge I-はDay2。
夜中に降っていた雨も上がり晴れた天気でスタート! ウネリは東〜東南東が弱く続き、腰〜腹くらいをキープ。風は北東〜東北東で海面はザワついているが、ヒート開始後から潮は干いていくのでコンディションは良くなりそう。
Day2はウィメンズのラウンド1から。 ウィメンズの2021シーズンが始まり。ヒート1には2019年度のグランドチャンピオン須田那月がクレジット。ゼッケングリーンには久しぶりの参戦、2010年度のグランドチャンピオン大村奈央。ヒートは前半大村が引っぱる形、それを野中美波が1本目に5.17を出して追う展開で、中盤に野中が逆転1位。八尋彩子と須田は波を選びながらヒートが進む。須田はジワジワポイントを伸ばし、後半3位につけるが、ラストは大村にマークされ逆転の波に乗ることはできず敗退。1位野中、2位大村となった。
ヒート3には昨年の特別戦勝者の脇田紗良が登場。フリーサーフィンでは調子が良さそうな印象を受けたが、本番でもスピードが他の選手よりありマニューバーのキレも良く8.67のエクセレントを出してダントツ1位でアップ!2位には渡辺愛となった。
ヒート4には2011〜2013年の3年連続でグランドチャンピオン獲得の庵原美穂が登場。1本目に4.40を出してリズムを作ると3本目には5.27を出してトップへ。そのままトップをキープしラウンドアップし、2位には宮城有沙となった。
ヒート5は川合美乃里、宮坂麻衣子と海老原夏生の3人ヒート。大きいマニューバーを魅せる川合と宮坂の1位争いとなるが6点台を2本まとめた川合が1位で通過、2位に宮坂となった。
ヒート8には2019年度のルーキーオブザイヤー都築虹帆がクレジット。都築は2本目に4点台を出して落ち着いた試合運びで1位をキープし、ラストウェイブでも5.67をマークして駄目押しでラウンドアップ。2位には加藤里菜が入った。
続いてはメンズのラウンド2に進む。 ヒート1は勢いのある河谷佐助、脇田𣳾地が揃って登場。そして和光大、和氣俊介のクールな戦い。脇田は1本目に6.67をマークしてリードするとラストまで3本と省エネライドながら1位通過となり、2位には4点台を2本揃えてきた河谷となった。
ヒート3は小川幸男、辻裕次郎、加藤嵐と伊東李安琉のなかなか濃い4名。加藤が1本目に6.50を出してスタートダッシュ、それを小川が追う。加藤は3本目に5.53を出して突き放すと、伊東は3本目で2位へ上がると7本目に5.70を出して2位に滑り込む。
ヒート4はベテラン田中英義と小林桂、三浦涼と岡村晃友のヒート。小林が1本目に5.00を出して1歩リードするが、そのほかの3名はかなり接戦の2位争い。結果後半に4.93を出した岡村が2位へ入りラウンドアップした。
ヒート8は西優司と西修司の兄弟対決。そこに都筑百斗と川俣海徳のヒート。中盤都筑が1位をひた走ると、西兄弟の2位争いとなる。後半修司が3.70を出して兄がラウンドアップした。
ヒート10は西慶司郎、村上蓮、大澤伸幸と井上鷹の4名。西が好調で最低でも4点台のライディングをキープする。村上も2本目に4.87を出し、大澤はヒート前に「まぁ、楽しみながら行ってきます!」と笑いながらゼッケンを受け取っていたが、3本目に5.00を出し虎視眈々とトップを狙う。後半に入り村上が逆転1位となるが2位に西、3位の大澤まで僅差。終了間際は波が止まり順位変動はなく、1位村上、2位西でヒート終了。
ヒート12には地元稲葉玲王がクレジットされ、田中大貴、高橋健人と児玉椋の4名ヒート。地元稲葉が1本目に6.33を出してヒートを引っぱる形で進行する。稲葉は地元だけに勝たなくてはいけないというプレッシャーもあると話していたが、ライディングをみる限りプレッシャーを良い方向へ向けているようだ。その後を5点台を出している田中が2位、それを児玉、高橋が追う展開。結局ヒート終了までこの位置は変わらず稲葉、田中がラウンドアップ。
そのままメンズのラウンド3へ進む。 ヒート1は伊東李安琉が1本目に5.17を出しスタート。すぐに脇田𣳾地が4.53を出し2本目に6.67で1位に出る。塚本勇太、岡村晃友もライドするが単発マニューバーでライディングが続かず思うようにポイントが伸びない。潮も少なく力のないブレイクが続き1位2位に変動なくヒート終了。
ヒート2は加藤嵐、小林桂、河谷佐助と岩見天獅の4名。グランドチャンピオン経験者が2人いる注目ヒート。加藤が2本目に5.33を出して前半をリードして進行。河谷はいつもと違いゆっくり波を選んでいる。加藤は4本目に5.60を出して差を広げる。ほかの3選手はまだ1本ずつしかライディングしていない。ヒート半分を過ぎて加藤以外は3点台のライディングとなりクロスヒート。4点台を出せれば2位へ上がれるなか、小林が2本目に5.90を出して2位へ。そして1位加藤、2位小林でヒート終了。
ヒート4は安室丈、都筑百斗、平原颯馬と仲村拓久未の4人。安室が1本目に5.50を出してリード。仲村、平原、都築もライディングするが2点台とポイントは伸びず苦戦。しかし、仲村は徐々にポイントを伸ばし4本目に4.07を出し2位へ上がる。都筑も左サイドに的を絞りライディングするがなかなか3点台を抜け出せない。安室はバックアップも4点台を出し1位をキープし、ラストウェイブも5.23を出してラウンドアップ。2位にはさらにバックアップを伸ばした仲村が入った。
ヒート6は佐藤魁、地元稲葉玲王、増田来希と西慶司郎の4名。スタートはゆっくりとした出だしとなったが、稲葉がまず1本乗り増田もそれに続く。そして佐藤が1本目に乗り4.60で1歩前に。稲葉も2本目の4.83を出してトップに出るが、増田が2本目、3本目に乗り1位になるが稲葉がすぐに3本目に乗り再びトップへと、目まぐるしい展開となる。その後ライドを重ねるが順位変動はなく残り3分で佐藤がライディング。佐藤は4位だがニードは3.75。出たポイントは4.67で2位へアップ!西も終盤に2本4点台出すがニードに届かず終了かと思われたが、ラストウェイブで5.27を出して逆転2位に躍り出た。ラスト2本に5点台を持ってきた稲葉がそのまま1位、2位に逆転の西となった。