【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSAジャパンプロサーフィンツアー2020 特別戦 ショートボード・ロングボード特別戦
さわかみチャレンジシリーズ 鴨川はDAY4。
ショートボード2日目は生憎の雨だが、風は弱いオフショアで波のサイズは腰〜胸セット肩、海面はクリーンでグッドコンディションとなっている。
6:35からメンズラウンド2ヒート1よりスタート。 本日のオープニングヒートはそれぞれ2本のライディングという省エネライドで大音凜太と村田嵐がラウンドアップ。
ヒート4は稲葉玲王、仲村拓久未、西慶司郎とルーキー加藤翔平。稲葉が1本目に7.67を出してやや優位な展開となるが2位争いは1本乗るごとに順位が変わる僅差。後半2位の西が3位の加藤をマークし、仲村は左側で一人セットを待つ。仲村がセットに乗るがラウンドアップには届かず、加藤もマークを外しライトに乗り最後エアーを入れるが届かず2位は西となった。
ヒート7は松下諒大、塚本勇太、石崎孝行と関口真央。塚本が2本目に6.40をマークして優位な展開となる。中盤まで松下が2位で走るが石崎も積極的に波に乗りラウンドアップを狙う。関口はじっくり波を選びラストウェイブで5.67を出して逆転2位へ。結局1位塚本、2位関口でヒート終了。
ヒート10はかなり注目ヒート。高橋健人、大原洋人、小川幸男と小川直久。各選手が1本目に乗った時点で大原が6.33を出して、他の選手は3点台なので一歩リード。ヒート半分経過で1位大原、2位小川直久、3位の小川幸男はニード4.01、4位の高橋1本のライディングでニード4.50となる。高橋が3本目に4.20を出して2位になるが、小川直久が5本目に4.80を出して再度逆転2位になり終了のホーンが鳴った。
ヒート12はグランドチャンピオン経験者の加藤嵐と昨年のグランドチャンピオン河谷佐助がクレジット。そこに平原颯馬と須田喬士郎の4名ヒート。波チョイスが難しい中選手のライディング本数もあまり伸びない。残り5分で平原が1位、2位に加藤そして須田が続く。河谷のエンジンがかからないようだ。そして須田が3本目に逆転1位となり河谷の3本目が5.00で2位へ。河谷がさらに4.73を出してトップに立ち逃げ切り2位は須田となった。
メンズラウンド3に進む。
ヒート1では西慶司郎と西優司の兄弟対決。ここに安室丈と大音凜太が加わる。4人中3人が2000年台生まれの同学年のわかりメンバー。西慶司郎と大音がヒートを引っ張り、安室と西優司が一歩下がって上を伺う展開。ラストウェイブで西優司が5.27を出して2位へ上がるとヒート終了。西兄弟のラウンドアップとなった。
ヒート2ではダントツで稲葉玲王がトップ通過し、2位は田中大貴。
ヒート3は一人右側のブレイクを狙っていた森友二が1位、2位には脇田泰地が入った。
ヒート5は大原洋人がクレジット。松永大輝、金澤呂偉と須田喬士郎の若手3人がどう戦うか。大原はやはり右側のポジションからキレのあるマニューバーを繰り出しスロースタートだったが結果ダントツ1位となり、2位は金澤と須田が激しく争うが須田が一歩及ばず金澤のラウンドアップが決まった。
ヒート6は地元鴨川の小川直久がクレジット。児玉椋、河谷佐助と都筑百斗と48歳のレジェンドとの戦い。潮回りでかなり波選びが難しくなってきてあまりポテンシャルのある波がないので皆ポイントが伸び悩む中小川が着実にポイントを重ね若手を抑えトップでラウンドアップした!2位には好調児玉が入った。
続いてウィメンズのラウンド1に進む。
ヒート2には久しぶりのJPSA参戦松田詩野がクレジット。そして昨年度ツアーグランドチャンピオン須田那月も。序盤は須田が4.33をマークしリードするが川瀬心那もすぐにライディングしトップへ。さらに松田が5本目に6.00をマークしトップに出るとそのまま最後までトップをキープ。2位には5.17をマークした川瀬が入った。
ヒート4には脇田紗良がクレジット。足首を故障して100%の力で踏み込めない状況だが5.50ポイントをマークして1位でラウンドアップし、2位には渡辺愛が入った。
ヒート6には川合美乃里がクレジット。大澤宥南、宮城有沙と池田美来の4名。前半は宮城が積極的に本数を乗り対照的に川合はじっくりと波を見てノーライド。そして川合が1本目にライドし4.33と試合を作り始め6本目に5.77を出して勝負を決める。2位争いは後半に2本まとめた池田が入った。
ヒート7は地元庵原美穂がクレジット。なんと2本だけのライディングで1位を決め2位は浅野こなみとなった。
本日ラストヒートは先だって結婚を発表した大村奈央がクレジット。ヒートは野中美波がおさえ2位に大村となりラウンドアップ。 明日はいよいよファイナルデーチャレンジシリーズ鴨川の勝者は誰だ?