さわかみ

特別戦さわかみチャレンジシリーズ 鴨川ロングボード優勝は塚本将也と吉川広夏に決定!

特別戦さわかみチャレンジシリーズ 鴨川ロングボード優勝は塚本将也と吉川広夏に決定!

【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSAジャパンプロサーフィンツアー2020 特別戦 ショートボード・ロングボード特別戦
さわかみチャレンジシリーズ 鴨川はロングボードDAY2はウィメンズラウンド2ヒート1から6:25にスタート。

天気は晴れ、風はほぼ無風。波のサイズは腹〜旨セット肩くらい。セット間隔は長く速いブレイクが多いが今日もレフトに良いブレイクが続く。やや沖の風波っぽくなったのか周期の短いブレイクも多くなってきた。

鴨川マルキポイント

ヒート1はラストウェイブで6.50をマークした水口朋香が1位となり前半にポイントをまとめた小高恵子が2位で通過。

ヒート1菅谷裕美
ヒート1水口朋香

ヒート2は田岡なつみがクレジット。スタートダッシュは松本望希が飛び出し、ゆっくりと田岡が追いかけ2本目に逆転し田岡がトップに。最後までもつれた2位争いは橋本梨花を逆転した松本となった。

松本望希
田岡なつみ

ヒート3は吉川広夏がクレジット。昨年のツアーチャンピオンはどんな戦いを見せるのか?前半は大村結衣がリードする展開。吉川も本数を乗り追いかけるが前半のリードそのまま活かし大村が逃げ切り、2位に吉川となった。

大村結衣
吉川広夏

メンズのラウンド3に進みヒート1は、塚本将也、調子の良いライディングを見せる武藤龍寿と菊池里騎の3名。武藤が1、2本と綺麗なライディングをみせトータル9.50をマークしリードし、塚本も2本目に5.75を出し追いかけ3本目で逆転。1位塚本、2位武藤となった。

菊池里騎

ヒート2は中堅秋本祥平と若手の西口京佑、岡田匡平の3名。西口がスタートダッシュをかけ5.75をマークし飛び出す。ヒート半分で岡田がイマイチ調子に乗れないようだ。秋本がジリジリと差を詰め、終盤で逆転1位になり終了ホーン。2位は西口となった。

秋本祥平
西口京佑

ヒート3はややセット間が長くなり波選びが重要となってきたようだ。ヒート半分で浜瀬 海がリードし、鈴木剛と中井晴は1本のライディング。その後中井は本数に乗るが点数が伸びず、鈴木は1、2本目とも4点台を出しトップに出てそのまま逃げ切る。2位には浜瀬が入った。

鈴木剛
浜瀬 海

ヒート4は前半上木達也が積極的にライディングし2本まとめリードする。しかし、井上鷹が1本目に6.25を出しているので有利な展開。後半に井上が2本目を6.60出してトップに。2位には西崎公彦が入った。

西崎公彦

そして、ウィメンズクォーターファイナルへ進む。 水口朋香、吉川広夏と田岡なつみの3名ヒート。今大会かなり注目度の高いヒート。水口は昨日、今日のライディングを見てもかなり調子良さそうで、グラチャン経験者の吉川、田岡も要注意だろう。ヒートスタートし積極的に乗るのは田岡。吉川も続くが水口はじっくり波を選んでいる。吉川が後半に得点をまとめ1位となり田岡が2位でヒート終了。

田岡なつみ
吉川広夏

ヒート2は大村結衣、小高恵子と松本望希の3名。松本は鴨川をホームとしているのでよく波をわかっているようで、今大会は自信に溢れたライディングをみせ勝ち上がってきている。大村がスタートからトップをキープし、2位に小高となっていたが、後半松本が逆転し1位大村、2位松本で終了。

大村結衣

メンズのクォーターファイナルへ。

ヒート1は塚本将也と浜瀬海。浜瀬がファーストライドし2本目もライディングを続け6.00を出してスタートする。しかし、塚本が1本目に8.00のエクセレントを出して優位に。その後波が来ない状態があり、塚本が3本目に乗り4.00で逆転し残り5分。残り時間が少なくなるなか、浜瀬は逆転ライドの波をじっと待つがそのまま終了となった。

浜瀬海

ヒート2は秋本祥平と西崎公彦のヒート。ファーストライドで秋本が5.00を出し、その後波がストップし待ち状態に。西崎も4.90をマークし追い詰める。ラスト西崎がラストウェイブに乗ったところでヒート終了。ニードは3.71。ポイント4.15を出して逆転1位でセミファイナルへ駒を進めた。

秋本祥平
西崎公彦

ヒート3は鈴木剛と武藤龍寿。 武藤はドンドン波に乗りヒート半分で4本ライドするが、鈴木は1本のライディング。しかし、5.25を出してプレッシャーをかける。そして鈴木が6.25を出して逆転逃げ切り。

武藤龍寿

ヒート4は井上鷹と西口京佑。クロスヒートをなるが井上が4本目に7.65を出し、差を広げるが西口も6.15、5.00と迫るが、井上がダメ押しで6.00を出し追いつかず井上がセミファイナルへ進んだ。

西口京佑

ウィメンズセミファイナルへ。

ヒート1は吉川広夏と松本望希。序盤は吉川がリードする。松本が点数が出ず悩んでいるときに、吉川は5.50を出して突き放し終了となりファイナル進出。

吉川広夏
松本望希

ヒート2は大村結衣と田岡なつみ。二人とも正面にポジショニングしライト、レフトどちらも狙える位置に。中盤に田岡が2本まとめリードすると、大村もインサイドの波を狙いノーズライドとマニューバーのコンビネーションを入れるがポイントが伸びず田岡のファイナルが決まった。

田岡なつみ
大村結衣

メンズセミファイナルへ。 ヒート1は塚本将也と西崎公彦。クォーターで浜瀬を破り波に乗り塚本はライトの波を掴み7.35をマークしリードする。西崎も追いかけるがイマイチポイントが伸びない。クォーターでラストライドで逆転した西崎なので、大逆転のポテンシャルのある波を狙っていることだろう。しかし、逆転の波は来ないまま終了となり塚本がファイナルへ進んだ。

西崎公彦
塚本将也

ヒート2は鈴木剛と井上鷹。鈴木剛も調子は良さそうだが、井上の弾けるようなライディングを超えられず、さらにインターフェアを犯し自滅。ファイナル進出は井上となった。

井上鷹

そして、ウィメンズファイナルへ。 ファイナリストは吉川広夏と田岡なつみ。前半は田岡がリードし吉川が追う展開。中盤吉川がハイラインでのハングファイブ、テンを決めて逆転すると、田岡が逆転を目指し積極的にライディング。吉川もさらにスコアを伸ばすためにライドし最終的には互いに11本ずつライディングをしていた。結局田岡が中盤に出した5点台2本以上のポイントが出せず、後半に6点台を出してきた吉川がウィナーとなった。

田岡なつみ
吉川広夏
優勝した吉川広夏!!

いよいよ、今大会ラストヒートメンズのファイナル。ファイナリストは塚本将也と井上鷹。スタートは塚本が5点台を出し順調に滑り出すが、井上もすぐ5点台を出し追いつく。しかし、この後ドラマが起きる。なんと井上がプライオリティーインターフェアを犯してしまう。ここで勝負あった。この大会絶好調だった塚本の優勝が決まった。

井上鷹
塚本将也

表彰式も通常と違いソーシャルディスタンスを守って、3位の表彰と1、2位の表彰を分けて行う形となった。

ウィメンズ3位の松本望希(左)と大村結衣
ウィメンズ優勝の吉川広夏(中央)と2位の田岡なつみ
メンズ3位の西崎公彦(左)と鈴木剛
メンズ優勝の塚本祥平(中央)と2位の井上鷹