【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ロングボード第5戦ALL JAPAN クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロはファイナルデー。
天気は雨、風は弱いオフショア。波のサイズは腰〜腹セット胸くらい。
ウィメンズのラウンド2からスタート。
ヒート1は1本目に3.00をマークした橋本梨花が1位となり、2位には伊藤奈央子が2本まとめラウンドアップした。
ヒート4には田岡なつみがクレジット。今シーズンは世界を回ることが多く出場機会は少ないが出れば結果を出す田岡が6.17、5.17を出して危なげなく1位でラウンドアップした。
続いてウイメンズのラウンド3へ。
ヒート1にはグランドチャンピオンを狙う吉川広夏がクレジット。吉川は中盤までなかなかポイントが伸びず4位にいたが、5本目にマニューバーを入れたライディングをして3.40で1位へジャンプアップしてそのまま終了となった。
ヒート2は菅谷裕美が落ち着いた試合運びで手堅く2本まとめ1位でラウンドアップし、2位にはラウンド1から勝ち上がる伊藤奈央子が入った。
ヒート3はランキング3位の小山みなみがクレジット。小山も思うようにマニューバーが入らず苦戦するが、後半に2本まとめ1位でラウンドアップし、2位は佐藤麻岐となった。
ヒート4は現在ランキング2位の小高恵子登場し、ここに田岡なつみもクレジット。小高と田岡が積極的に乗り田岡が6.00を出してトップへ。そして小高が2位となり佐久間由佳と遠藤夕子が追うが逆転はできず1位田岡、2位小高となった。
メンズのクォーターファイナルへ。
ヒート1は井上鷹、鈴木剛、増山翔太と尾頭信弘の4名。井上が6点台と4点台をマークして大きく差をつけてトップへ出ると、鈴木と尾頭、増山が僅差で2位争い。結果鈴木が2位となった。
ヒート2は森大騎、真田和斗、田沼亮と櫻岡甲太の4名。真田にはルーキーオブザイヤーのタイトルがかかっている。田沼はサイドオフもやや強くなりファーストブレイクは厚めなので重めのシングルフィンで登場。全員ライディングを終えたところでは森がしっかりとマニューバーを入れて1位に。2位には田沼がつける。そして櫻岡が5.57を出して2位となるとそのまま終了となった。
ヒート3は山本誠愁、武藤龍寿、江頭慎吾と堀井哲。前半は武藤がヒートを作りトップを走るが後半堀井がチャージしノーズからコンビネーションを決め1位へ出るとそのまま終了し、2位には武藤が入った。
ヒート4は西口京佑、浜瀬海、塚本将也と秋本祥平の4名。浜瀬が1本目からファイブ、テンとマニューバーのコンビネーションをきっちりと入れ6.67でリードする。西口が2本乗ったところで1位に上がると3本目も4.00でリードするが、塚本がノーズからカービングへつなぎ5.67をマークして1位へジャンプアップ。しかしこのヒートのハイエストは浜瀬が持っているので浜瀬のニードは2.17でトップへ。終了間際に浜瀬が乗りノーズを入れ3.67でトップへ。すると3位に落ちた西口がすぐ後に乗り高さのある1マニューバーを入れるが3.23と届かず惜しくも敗退。
ウィメンズのセミファイナルへ。
ヒート1は吉川広夏、菅谷裕美、佐藤麻岐と小高恵子。全員1本のライド終了時は菅谷がトップスへ出るが、吉川が3本目にノーズとカービングを入れ5.33で1位へ。結局最後までこの順位は変わらず1位吉川、2位菅谷となった。
ヒート2は小山みなみ、田岡なつみ、大島みどりと伊藤奈央子。 田岡がやはり攻めのサーフィンで1位に出るとグランドチャンピオンがかかる小山が追う。残り10分で大島が乗り2位へ。小山のニードは1.55。その後動きがあるが順位は変わらす小山のニードは2.34。残り1分で小山が乗り、残り30秒で大島、伊藤も乗り終了のホーンでポイントコールまちとなる。小山は2.87で逆転2位へ上がる大島と伊藤のポイントは届かず1位田岡、2位小山となった。
メンズのセミファイナルへ。
ヒート1は井上鷹、森大騎、武藤龍寿と塚本将也。ルーキーオブザイヤーを狙う武藤にとっては大事なヒートとなる。前井上がスタートダッシュでトップへ出ると、塚本が1、2本とまとめ1位へ。その後少し動きはなく森は1本のライドで4位もまま。後半森が2本目に乗りノーズからリップへつなぎ6.40で1位へジャンプアップすると井上も逆転のライドを狙うが届かず、1位森、2位塚本のチームメイトが揃ってラウンドアップ。
ヒート2は堀井哲、浜瀬海、鈴木剛と櫻岡甲太。 序盤は浜瀬がリードし、堀井、鈴木がライドするが櫻岡はじっくり波を選ぶ。中盤で堀井が逆転し1位へ。そして浜瀬が5本目に6.73を出して逆転1位へ上がると、さらに7本目に7.23を出して差を広げそのまま終了となる。
そしてスケジュールはウィメンズのファイナルへ。 ファイアリストは吉川広夏、田岡なつみ、菅谷裕美と小山みなみ。吉川と小山のグランドチャンピオンをかけた一戦となる。オープニングから吉川が2本続けて乗り2.50と3.27でまずはリードし、小山も続いて1本目に乗るがここは1.87。その後も吉川が3.27を2本で1位をキープし、2位には菅谷となるが田岡が4本目に4.50を出して2位へつける。この4人はバラバラのヒートだと、いつも積極的にライディングする4人だが、揃うといつも吉川と田岡がどんどんライディングして菅谷と小山が波を待つ光景をよく目にする。ヒート終了間際に皆一気にライディングしポイントを伸ばしにかかり田岡が逆転の4.30を出して優勝となり、2位には吉川が入り、吉川のグランドチャンピオンが決定した。
いよいよメンズのファイナルへ。 ファイナリストは森大騎、浜瀬海、塚本将也と堀井哲。まずは浜瀬が5.40のライディングをすると堀井も5.60でトップへ。塚本と森はまだ点数が伸びない。浜瀬は7本目にノーズからリップへつなぎ7.00を出して独走態勢となるが、堀井も猛追し5本目に2マニューバーで5.77を出し差を詰めるがニードは6.64。しかし、逆転のライドはなく浜瀬の優勝が決定した!
結果
メンズ
ウィメンズ
そして、ロングボードツアー全日程が終了したので、ルーキーオブザイヤーとグランドチャンピオンも決定した。
ルーキーオブザイヤーはメンズ梶原裕太、ウィメンズは平田夏帆となった。
そして、グランドチャンピオンはメンズ井上鷹、ウィメンズは吉川広夏が獲得。
これで2019年全てのコンテストスケジュールが無事終了した。