【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ショートボード第7戦Trident Seafoods Chiba Ichinomiya Proはファイナルデー。今シーズンのラストデーとなる。
天気は雲多い晴れ、風は弱いオフショア、波のサイズは胸〜肩セット頭くらいのグッドコンディション。
ヒート開始前に今年台風等の被害に遭われた方々のご冥福をお祈りして1分間の黙祷が捧げられました。
まずはメンズのラウンド5ヒート5から6:45にスタート。
ヒート5は現在ランキング3位の河谷佐助、和光大、野呂海利と宮城和真の4名。気合の入る河谷は1本目から7.50をマークしてスタートダッシュをはかり、宮城と和光も追いかけるが河谷の独走が続き1位、2位には宮城が入った。
ヒート6は松本カイ、仲村拓久未、大澤伸幸と松本コアのヒート。序盤から仲村が積極的に乗りトップを走り、大澤と松本兄弟が追う。終了間際まで松本カイが2位にいたが、大澤がラストライドでエアーリバースを決め2位へ上がりヒート終了。
ヒート7は辻裕次郎、小嶋海生、西優司と渡辺寛の4名。辻が1本目に際どいセクションにマニューバーを入れ5.50を出してリードしきちんと2本まとめて1位。2位は西と渡辺の争いになり後半4点台を2本まとめた西がラウンドアップした。
ヒート8はランキング2位の佐藤魁、関口真央、松永大輝と澤村康生の4名。佐藤が1本目に6.50をマークし、すぐに松永が4点台と5点台を出してトップに出る。佐藤は何としてもラウンドアップしなければならない大事なヒート。後半佐藤が4.33を出して1位になるが、松永がすぐに5.50とバックアップを塗り替え1位、2位に佐藤でヒート終了。
続いてウィメンズのラウンド3へ。
ヒート1にはランキング2位の宮坂麻衣子がクレジット。高橋みなと、川合美乃里と江口彩花の4名。皆がそれぞれ1本目のライドをするが点数が伸びず高橋が1本のライドで3.93を出しトップへ。宮坂はじっくりと波を選び前半ノーライド。残り9分で宮坂がライディングし4.50で1位に。ラストで川合がサイズのある波にマニューバーを入れ8.17でトップに出てヒート終了。2位は宮坂となりグランドチャンピオンに近づいた。
ヒート2は渡辺愛、野呂玲花、鈴木マリーンと丸山千朝。この大会は鈴木の好調なので期待がかかる。全員が1本ライドしたところで、野呂が1位となるが、丸山が2本目で逆転。皆ライドする波が少なくあまり動きのないヒートに。結局1位丸山、2位野呂でヒート終了。
ヒート3はランキング4位の庵原美穂、川瀬心那、西元ジュリと大矢ひいなの4名。全員が1本ライドしたところで1点台がほとんどでスロースタート。その後川瀬が続けて3本ライドし5.00もマークしトップへ。かなり流れがありポジションキープが難しいようだ。最後西元がなんとか本数を乗り2位へ入り、庵原が敗退。ここで庵原はグランドチャンピオン争いから脱落した。
ヒート4は現在ランキング3位の須田那月、鈴木姫七、大村奈央と松永莉奈。須田は1本目に4.17を出してリードする。松永、鈴木、大村も1本乗るが点数は伸びない。須田は3本目に5.60を出してトップを走る。2位は鈴木となるが、ラストウェイブで4位大村が乗りニード2.63で終了のホーン。結果は4.90を出して2位でラウンドアップ。
ここで、メンズのラウンド5ヒート5がプロテストの結果リサーフとなりスタート。野呂が終始リードし、2位争いが河谷と和光の争い。後半和光が2位に上がるが、残り30秒でニード3.64の河谷がライドし3.87で2位へ上がりヒート終了。
続いてメンズのクォーターファイナルへ。 ヒート1はランキングトップの西修司、村田嵐、大橋海人と田中英義。田中が1本目に5.17を出しギャラリーが湧く!すると大橋が3本目に5.50を出して4位から1位へジャンプアップ。この時点で残り10分。田中のニードは1.41。ここで村田が際どいセクションに3マニューバー入れ6.27で2位アップ!その後ろで田中がライディングし8.40のエクセレントを叩き出しトップへ!続いてのライディングで会場は大いに盛り上がる!ラスト西がライドするが流れた3マニューバーで決めきれず逆転ならず1位田中、2位大橋でフィニッシュ。
ヒート2は高橋健人、塚本勇太、和氣匠太朗と河村海沙の4名。序盤は河村が6.33をマークしリードする。ヒート中盤はポテンシャルのある波が来ないのか、動きのない時間帯となる。残り5分で一気に動きが出るのか?和氣、塚本、高橋の動きに皆注目。そして高橋が乗り2位へ上がるとすぐに塚本が乗り2位へアップ!高橋のニードは1.61。すぐに高橋が乗り2位へ巻き返しそのままヒート終了。1位河村、2位高橋となった。
ヒート3は野呂海利、仲村拓久未、西優司と佐藤魁。スタート早々仲村がライドし7.67でスタートダッシュをはかる。西も5.67、野呂も4.00で仲村を追う。しかし、佐藤がなかなか良い波を選べず苦戦。佐藤のニードは2.71。西が3本目に6.53を出して1位へ。佐藤もライディングするが4.37で届かず。1位西、2位仲村でヒート終了。
ヒート4は辻裕次郎、松永大輝、河谷佐助と大澤伸幸の4名。辻が1本目に4.67を出してまずはヒートを作る。河谷も1本目に5.67を出して順調な滑り出し。大澤も2本目に5.03を出して1位へ。しかし、辻も3本目に4.80を出して再び1位へ。河谷がニード1位へ3.80で、2本目に4.03を出して1位へ。河谷が落ち着いた試合運びを見せ、1位河谷、2位に辻が入った。
続いてウィメンズのセミファイナル。 ヒート1は川合美乃里、丸山千朝、西元ジュリと大村奈央の4名。川合が開始からライドを重ね前半をリードしヒートを作るが、中盤で大村が2本目に乗り5.00を出して1位へ。西元と丸山がラウンドアップをかけて追いかけ、終了間際に2人ともライディングするが届かず、1位大村、2位川合で終了。
ヒート2は川瀬心那、須田那月、宮坂麻衣子と野呂玲花の4名。まずは川瀬と野呂がライディングしヒートを作る。全員1本乗ったところで須田が1位。2位川瀬となる。ヒート半分でもこのシチュエーションは変わらず。須田は2、3本目と続けて乗り3本目に4.07を出して差を広げる。野呂が3本目のライディングで2位へ上がるが、川瀬が4本目に5.03を出して2位へ。結果、1位須田、2位川瀬となりランキング2位の宮坂が敗退し、宮坂のグランドチャンピオンの夢は消えた。
スケジュールはメンズのセミファイナルへ。
ヒート1は田中英義、河村海沙、仲村拓久未と辻裕次郎の4名。皆1本乗ったところでは河村、田中が5点台のライディングで先行するが、辻も4,40で追う。仲村が3本目に8.67を出して1位へ。残り5分で河村が2位へ。ラスト仲村と河村がそれぞれバックアップを伸ばし1位と2位でラウンドアップ。
ヒート2は西優司、河谷佐助、大橋海人と高橋健人の4名。オープニングは河谷が乗るが3.00。続く大橋が高さのある際どいリップでエクセレントの8.17をマーク。大橋は2本目も8.00のエクセレントをマークしてトップへ。河谷は2本目に4マニューバーのロングライドし6.00で2位へ。西が残り4分で7.00を出して追いかけるが届かず1位大橋、2位河谷となった。
この時点で河谷佐助の今シーズンのグランドチャンピオンが決定した!
ウィメンズのファイナルへ。ヒート時間は25分。
ファイナリストは大村奈央、須田那月、川合美乃里と川瀬心那の4名。ファーストライドは川瀬で、その後須田と川合が続き大村も。全員1本乗り終えたところで、川合が6.00、須田が4.83、大村が3.00と川瀬が1.00のスコア。それぞれ2本目を乗り終えた時点でも順位の変化はなし。ここでヒート半分経過。川合は3本目に7.67で突き放す。大村も3本目に4.90を出すが届かず、その後にライディングした須田は2マニューバーで5.33と追いかける。いよいよカウントダウンとなり結果川合の優勝が決定した。
そして須田が2位となったことで須田那月の今シーズングランドチャンピオンが決定した!
そして今シーズンのラストヒート、メンズのファイナルへ。 ファイナリストは仲村拓久未、大橋海人、河村海沙と河谷佐助の4名。河谷は少し肩の力が抜けたのかリラックスしてライディングしているようで、2本目に6.17を出してリードするが、仲村が1本目に4.67、2本目に7.43とポイントを出し、久しぶりに仲村のノリにのったライディングを見る。河谷も5本目に5.43を出し仲村を追いかける。大橋も5本目に縦に2マニューバーで5.80を出して3位へ。そして河村も6本目に5.37を出して3位となり3位争いが激しい。結果、仲村を誰も止められず優勝となり、2位は河谷、3位河村海沙で4位は大橋海人となった。
結果
そして今シーズン最終戦が終了した事で、ルーキーオブザイヤーとグランドチャンピオンが決定した。
ルーキーオブザイヤー
ウィメンズは都築虹帆。(海外遠征で不在)
グランドチャンピオンは
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