【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ショートボード第5戦サーフアイランド種子島プロはDAY3(ファイナルデー)。
台風接近で竹崎海岸がオンショアとなり、ジャンク気味となるので、風をかわすよきの海水浴場へ移動しスタート。
天気は曇り時々スコールのような雨となり風はやや強いオフショア。 波は早朝は腹セット胸くらいだったが、潮の上げこみとやや南うねりが強まる影響か、セット頭くらいの波も入りはじめメンズのラウンド4からスタート。
ヒート1では現在カレントリーダーの河谷佐助、大洗大会の覇者松本カイ、仲村拓久未、和光大がクレジット。ラウンド4になると誰がアップしてもおかしくないメンバーで波にフィットしていた河谷が1位、そして2位に和光が入った。
ヒート2は大澤伸幸が7.50を出して1位でラウンドアップし、2位には今大会好調なライディングが続く児玉椋が田中英義と接戦の末勝ち上がった。
ヒート3では西修司が1位となり、2位には田中大貴となった。
ヒート4は最近安定したヒート運びの佐藤魁が1位となり、2位には渡辺寛となりクォーターファイナルのメンバーが揃った。
続いてウィメンズのクォーターファイナルへ。
ヒート1には地元須田那月、現在カレントリーダーの都築虹帆、グラチャン経験者の庵原美穂、そしてルーキーの丸山千朝。 開始早々須田がバックハンドに滑り8.00のエクセレントをマークしスタートダッシュ。続いて6.25を出して差を広げる。庵原が落ち着いて1本目に5.25を出して追いかける展開。都築と丸山は焦りからか波とサイクルが合わずポイントが伸びない。須田と庵原の2人旅が続き2人揃ってラウンドアップ。
ヒート2では宮坂麻衣子がキレのあるバックハンドで9.00のエクセレントを叩き出しバックアップも揃えて独走!2位には大洗大会の覇者、渡辺愛となった。
そのままメンズのクォーターファイナルへ。
ここからワンオンワンとなる。 ヒート1は河谷佐助と児玉椋。どちらも互角なスタートを切るが河谷が2本目に6.25を出して一歩リード。ヒート前「緊張しぃなんで、少しリラックスしていきます」と言っていた河谷。1本乗って落ち着いたようだ。ラストまで児玉は波を追いかけるが逆転はできず河谷がセミファイナル進出となった!
ヒート2は大澤伸幸と和光大。 前半大澤のエンジンがかからず和光が着実にポイントを出しリードする。そして和光が7.00のライディングで有利に。大澤も3本目に7.75を出して追いかけるが残り時間も少なく波を追いかけるが間に合わず和光がセミファイナルへと進んだ。
ヒート3は西修司と渡辺寛。 お互い1本目は肩慣らしといった感じだが、2本目に渡辺が5.25、3本目に6.00を出してリードすると、西も3本目に6.50を出して差を詰めて残り10分を切ったところで5.55を出して逆転し渡辺も続けてライドするが焦りからかライディングが伸びず西がセミファイナルへ駒を進めた。
ヒート4は佐藤魁と田中大貴。 シーソーヒートとなったこのヒートは1ライドごとで逆転する僅差で進み、佐藤が乗ると田中も乗る、観ている方は楽しいヒートとなったが、当の選手はかなり頭と身体が疲れたことだろう。終盤田中がリードするが、佐藤のニードは4.10。そこで佐藤がライドし4.85で逆転。残り時間は約2分。ラストウェイブは田中のところには来ないまま終了となった。
ウィメンズのセミファイナルへ。 ヒート1は須田那月と渡辺愛。オープニングライドは須田がバックサイドに乗り、3マニューバーで5.50を出す。その後渡辺が6.25をマーク。須田は2本目に4.25を出しリードするがほぼ互角といった状況。ヒート半分で須田がやはりバックサイドへライドし5.25を出しバックアップを伸ばすが、渡辺の6点台には届かない。渡辺のニード4.50のまま終盤へ。ラスト渡辺がバックサイドで4.80を出して逆転し次の須田の波が来ないまま終了。渡辺は2試合続けてファイナル進出となった。
ヒート2は宮坂麻衣子と庵原美穂。好調宮坂にベテラン庵原。まずは庵原が5.25をマークし、ヒートを作りにかかる。宮坂は1.30のままライドせず2本目に3.65で追いかける。一方の庵原も2本目が伸びず宮坂のニードは2.61。ここで残り時間3分。宮坂の逆転はあるのか?結局そのままヒートは動かず庵原がファイナルへ進んだ。
30分のウェイティングを入れてメンズのセミファイナルへ。
ヒート1は河谷佐助と和光大。まずは河谷がライド。そして3本目に5.00を出してスタートダッシュ。和光も1本目に3.00を出し、2本目に3.60で逆転。河谷も4.65を出して逆転すると、和光も6.25で再逆転。残り5分で河谷がフロントサイドへ3マニューバー入れ6.40で逆転。そして、残り2分。和光もフロントへライドする。ニードは5.16。出たスコアは7.10で再度逆転しヒート終了。河谷のラストライドは届かず和光大のファイナル進出が決まった。
ヒート2は西修司と佐藤魁。新島大会のファイナル2人の戦いとなる。ヒート半分まで二人とも2点台と1点台でスコアが伸びない。その後西が5.75と6.25を続けて出しリードする。佐藤も追撃するが届かず西がファイナル進出となった。
そして、ウィメンズのファイナルとなる。
ファイナリストは渡辺愛と庵原美穂。お互い1本乗ったところで渡辺が4.25と出るが庵原がすぐにバックサイドに乗りリードするが、すかさず渡辺が逆転。開始5分で目まぐるしくヒートが動く。中盤は渡辺がリードするが、後半庵原が逆転すると流れは一気に庵原へ。渡辺も良い波をキャッチするが点数は伸びずそのまま終了のホーンが鳴った。 庵原は昨年の大洗大会以来の優勝で、「今年は例年と違い、前半戦が調子良くその後1コケとかだったので、今年はダメかな?と思っていたが勝ちたかった!勝ててよかった。」とヒート終了直後話してくれた。
いよいよラストヒート。メンズのファイナル。
ファイナリストは和光大と西修司。1本目に西が8.00を出してスタートダッシュを図ると、5本目に5.75を出して突き放す。和光は1本目に5.50を出してそのままヒート半分。そこで和光がライドし2マニューバー6.55を出して追撃開始。その後西はどんどん波に乗るが和光は最後の1本にかけて3本目をじっくり選ぶ。ラスト残り45秒で和光がライドするが6.10。ニードは7.21なので届かず西の初優勝が決まった!
西三兄弟の長男修司。ファイナルには残るがなかなか優勝できず、待ちに待った優勝だろう。
結果
メンズ
ウィメンズ