【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ショートボード第4戦 第24回I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯はファイナルデー。
天気は曇、風は弱いオフショア、波は早朝の満潮時はたまに膝が割れる程度。 潮が引きに入るのを待って7時にメンズのラウンド4ヒート5からスタート。
ヒート5では松本コアが2本目に8.17をマークしてトップへ。現在ランキングトップの河谷佐助は思うようなライディングができない中、今大会調子が良い平原颯馬が5.67と4.60を出して2位へ上がりそのまま終了となる。
ヒート6ではたまに腰くらいのセットが入り後半ライディングが集中しクロスヒートに。高橋健人がうまく2本まとめてトップを走るが、西口京佑がじっくり波を選んで最後の1ライドに賭ける。そこにセットが入り4.90をマークして3位から逆転の1位となり、高橋が2位でヒート終了。
ヒート7には新島大会の優勝者佐藤魁と高梨直人そして昨年今大会で活躍した川俣海徳がクレジット。スタートから佐藤が5.67を出してスタートダッシュしヒートを引っ張る。それを川俣と高梨、宮城和真が追う展開。ラストライドで4位の宮城が2位へ逆転するが、川俣が再度逆転して2位へ入った。
ヒート8は辻裕次郎がエクセレントの8.50を出してベスト2も7.83でダントツ1位となり、2位には今大会好調な関口真央が入った。
続いてウィメンズのラウンド2へ。
ヒート1はバリ大会で優勝している宮坂麻衣子がオープニングで4.67を出して飛び出す。中盤まで今大会でプロ公認を獲得した浅羽美波と川瀬新波の2人が積極的に波に乗り追う展開で、野呂玲花はじっくり波を待つ。残り5分で川瀬が逆転1位になり、残り4分で宮坂が5.33を出して再度1位へ上がる。終盤野呂が立て続けにライディングし、5.07を出し、3位に上がりさらに3.20で2位へ!結果1位宮坂、2位に野呂となって終了。
ヒート2は渡辺愛が次々波に乗り5点台と4点台をマークし1位、2位には1本目に5.17を出して有利にヒートを進めた松永莉奈が入った。後半高橋みなと、浅野こなみも追いかけるが一歩及ばなかった。
ヒート3は新島大会の優勝者須田那月がクレジット。ヒートは川瀬心那が引っ張る形。病み上がりの鈴木姫七はじっくり波を選び2本目に6.67を出して4位から1位へジャンプアップ。大澤宥南もライディングを重ねるがポイントは伸びず、須田も4.00を出すがバックアップが揃わない。川瀬がラストで5.77を出して1位になるが、すぐに鈴木が3.30をだし1位でフィニッシュ。2位は川瀬となった。
ヒート4は終始都築虹帆と宮坂莉乙子がリードし、庵原美穂と金澤貴子が追う展開。庵原もノンプライオリティーからも積極的に逆転を狙いライディングをするが届かず、1位、2位はそのまま終了となった。
大会はメンズのクォーターファイナルへ進む。
ヒート1は小林桂が3本目に3マニューバーで7.33を出して1位へそれを仲村拓久未が5,23、6.60でしっかりマークして2位に。西修司も2本目に5.33を出すがバックアップが出ず苦労する。昨日までの勢いがない和氣匠太朗はポイントが出せず快進撃はここでストップ。
ヒート2は小嶋海生が序盤積極的に動き引っ張るが松本カイが1本目に4マニューバー入れ6.83で2本目は3点台だがトップへ。そして田中英義も右へ左へ動きながらバックサイドにライディングを重ね2位に。金尾玲生は14分経過時でノーライド。小嶋はニード6.43となりセットに乗るが6点台を出せるポテンシャルの波ではなく終了のホーン。1位松本、2位田中がセミファイナルへ。
ヒート3は川俣海徳がヒートをリードするが、関口真央が2本目に5.17のこのヒート最高得点をマークし、2本目も3マニューバー入れ4.73でトップへ。その後西口京佑がラストライドで逆転し2位へ。終了間際に4位でニード4.56の松本がライディングし逆転を狙うが3.67と届かず。
ヒート4はオープニングと同時に辻裕次郎がフロントサイドへライディングし5.00を出しスタート。続いて高橋健人が2本ライドしトップへ。佐藤魁と平原颯馬はスロースタートでいずれも1本目が4点台。辻は3本目に5.77、高橋も4本目に同じく5.77を出して1位と2位に変動はなし。残り7分で佐藤が動き2本目のライディングで2マニューバーだが、キレのあるライディングでスプレーを飛ばし7.50で1位へ。そして平原も2本目に乗り3マニューバー入れるが4.80で4位変わらず。終了間際にセットが来てプライオリティーを持つ辻がライドし7.27でトップへ。その裏で高橋と平原がライドし高橋は3マニューバーを入れて来る。佐藤もライディングしていて終了のホーンで結果待ちとなる。高橋はニードに届かず順位は変わらず1位辻、2位に佐藤となった。
そして、ウィメンズのセミファイナルへ。
ヒート1は宮坂麻衣子、渡辺愛、川瀬心那と宮坂莉乙子の4人。全員が2本乗ったところで1位は3点台を2本まとめ川瀬。しかし、渡辺が4.30を持っているのでニード2.83で1位に上がる。宮坂姉妹も3点台でトップに出られるのでグッドウェイブさえ掴めば逆転できる。残り10分で宮坂(麻)が4.93を出して2位へ。3位の宮坂(莉)に必要なポイントは4.80で4位渡辺のニードは3.97。さらに宮坂(麻)が5本目に5.67を出して1位となる。そして最後に渡辺が4.70を出して2位へジャンプアップしヒート終了。
ヒート2はいつものようにあまりプライオリティーを使わない都築虹帆がどんどん波に乗り自分のリズムを作っていき8本目に7.00を出して1位に。野呂玲花と松永莉奈も波をキャッチするが、得点が伸びず本数を抑えて乗っている鈴木姫七が3本目に3マニューバーの6.50で2位となりこのヒートは終了。開幕から全てファイナリストの都築はここでもファイナルへ駒を進めた。
メンズのセミファイナルへ。
ヒート1では小林桂、松本カイ、西口京佑と佐藤魁の4人。序盤は小林と松本が1本目に6.50と6.00で前に出る。その後もこの2人は6.83、5.20とヒートを引っ張り、西口と佐藤はポテンシャルのある波をキャッチできない。結局そのまま終了となり、1位松本、2位小林となった。
ヒート2は関口真央、辻裕次郎、仲村拓久未と田中英義の4人。 関口が1本目に6.17を出してリードすると、仲村が離れず追いかける。辻と田中はともに4.50を出して次の波を待つ。辻が2本目に5.77を出して1位へ。そして関口が4本目に2マニューバーだが4.67を出して逆転し1位に。残り8分で田中が3本目に乗り深いボトムターンから縦に上がり5.07を出すが順位は変わらず、一人左でポジションする仲村がフィンを抜く3マニューバーで6.50を出して2位へ。ここで残り時間4分。ラスト辻と田中もチャージするが届かず終了となった。 絶好調関口の快進撃は続く!
ウィメンズのファイナル。
ファイナリストは宮坂麻衣子、都築虹帆、渡辺愛と鈴木姫七の4名。 オープニングライドは宮坂が乗り、続いて都築、鈴木と続く。ファイナルでも都築は積極的に波になりヒートを作っていく。半分経過で1位は鈴木、2位は宮坂となっている。渡辺と都築もニードは3点台、4点台なので十分逆転可能で、渡辺が4本目に4.67を出して1位へアップ!都築は6本目に6.17を出し追撃!しかし渡辺が6本目にノートリムを入れて3マニューバーで7.50を出して1位をキープし渡辺愛の初優勝が決まった!
そして今大会のラストヒートメンズファイナルへ。
ファイナリストは松本カイ、関口真央、小林桂と仲村拓久未の4名。
前半小林が波にどんどん乗り1位となるが、松本が1本のライドで5.33をマーク。仲村も2本3点台で2位で追いかける。半分経過で小林が5.50を出し1位をキープ。そして、関口も4.17を出して、仲村も4.10、5.17を続けて出し追撃するが、松本が5本目に3マニューバー入れて5.20をマークし逆転1位となる。小林は逆転の波を探すがラストライドも松本が乗り初ファイナルで初優勝が決まった!
結果
メンズ
優勝:松本カイ、2位:小林桂、3位:仲村拓久未、4位:関口真央
ウィメンズ
優勝:渡辺愛、2位:都築虹帆、3位:宮坂麻衣子、4位:鈴木姫七