2019年8月16日(金)からスタートするJPSA2019ショートボードツアー第3戦「ALL JAPAN PRO 新島」。
大会の舞台となるのは、新島の羽伏浦海岸。
過去にはASPの大会も開催されたメジャーポイント。
砂浜は白砂が延々7キロも続き、海はエメラルドグリーンで南国の海かと錯覚してしまう。この白い砂浜は抗火石(コーガ石)や火山灰層が削れて砂になっていて、しかも手に取ってみると白ではなく透明な砂であることがよくわかるが、これは砂が透明な石英からできているからだ。
波質は世界に誇れるくらい力のある波がブレイクするポイントで、波はハードにホレあがる波が多く、手前が深くなりダンパー気味の波が多いが、近年は年間を通じて形の良い波が打ち寄せる。サンドバーが形成されたところから、レフト、ライトともクォリティーの高い波がブレイクし、干潮時の方が波質的に良い場合が多い。
地形的にベストシーズンは春だが、チューブを満喫できるのは秋から冬の低気圧通過時となる。
ウネリが入り出すと一気にサイズアップする事が多いので、状況判断は冷静に。
波が大きい時はカレントが強いのでビギナーは要注意。
新島へは大会に協力頂いている東海汽船を利用すると、竹芝、久里浜、下田から船が出ており、高速ジェット船を使うと最短で約2時間で行ける楽園だ。
2018年の優勝はメンズが大橋海人、ウィメンズが川合美乃里。
新島大会は不思議な流れがありメンズは2011年の高梨直人以降、昨年の大橋海人まで8年連続でグーフィーフッターが優勝している。
逆にウィメンズは新島の大会が始まった近年では2010年の大村奈央から昨年の川合美乃里まで9年全てレギュラーフッターが優勝となっている。
今年もこの流れで行くのか?それとも流れを切る選手が出てくるのか?
昨年のシニアプロは浦山哲也、マスタープロは岡野教彦が優勝し、今年も各クラスの選手は事前の練習に余念がないようですよ。
今年のオールジャパンで名を残すのは誰か?
では今年はどんなコンディションになるのだろう。
現在、台風10号が日本の南海上にありゆっくりと北上し、西日本に上陸する予報だ。
新島は現在の予想進路でいくと東側に入ってしまうため、風が強まりかなり厳しいコンディションになることが予想される反面、羽伏浦海岸はウネリの裏側になりスモールサイズで、風も南西風が吹きオフショア気味でウネリを抑えてしまいそうだ。 また、最近の情報では地形が悪く割れづらい状況のため、ポイント移動も視野に入れての開催となりそうだ。
ライブ配信も予定しているが、ポイント移動があった場合は厳しい事も予想されるが、配信の準備はできている。
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