JPSA

一般社団法人 日本プロサーフィン連盟

GRANDCHAMPIONS

2018年 ロングボード女子グランドチャンピオン
田岡 なつみ

1994年8月12日
千葉県出身在住



第1戦のバリは1コケしてしまいました。気合いが入っていた分、すごいショックでした。去年は第2戦以外ファイナルに行けてグランドチャンピオンを獲ったので、今年は全戦ファイナルに行って優勝すると意気込んでたのに、いきなり1コケしてしまって頭の中が真っ白になりました。後で試合を見直したら、焦りもあったし、自分じゃないみたいな感じで、すごく恥ずかしい試合でした。でも落ち込んではいられないと思って、本気で初心に戻ってやり直しました。今まで練習をして来て、今更パドリングとかテイクオフとか意識していない部分がありましたが、その時全部の動作を一から再確認して。あまりにも悔しい試合だったので、考え直したんです。いいスタートは切れなかったけど、結果的にはグランドチャンピオンを獲れたのでこの試合はこれで良かったのかなと思います。

第2戦の太東はホームポイントだから優勝できなくて2番は悔しかったです。選手の中でも練習している回数も多いし、気持ちは安定してできたのですが、僅差で負けてしまいました。

第3戦の千倉は、去年茅ヶ崎の延期になった試合が千倉で行われてそこで優勝できたので、今までの苦手意識が少し克服できていたので、今年優勝できたと思います。

第4戦の鵠沼は波を見極められませんでした。最悪な試合運びをしてしまって。波数が多くて結構苦手な波で、セミファイナルも全然だめでしたね。自分がファイナル前に見ていた波に乗ってみたら全然ポテンシャルのない波で、結局最後まで良い波に乗れませんでした。鵠沼の試合が終わってその日のカリフォルニアの試合に行ったのですが、鵠沼の試合の悔しさがライディングに出て、世界の試合で5番になることができました。鵠沼で優勝していたらなかったかもしれませんね。

第5戦の茅ヶ崎の試合はスポンサーや後輩、みんなが駆けつけてくれて。茅ヶ崎は自分の中で得意なポイントで、最初から気合いは十分でした。いつも波が小さくて重いサーフボードのイメージでしたが、今回は波のサイズもあってハイパフォーマンスのサーフボードでした。波がとっても良くて、練習でもたくさん入ってしまいました。グランドチャンピオンはファイナルで小山みなみ選手とどちらか順位が高い方が獲るという状況でした。ファイナルは緊張はありましたけど、それよりも楽しもうという気持ちでした。応援団もみんな来てくれていたので、絶対良い演技をしよう、優勝してグランドチャンピオンを獲りたいって思いました。波があったので緊張も楽しい感じで。ファイナルは絶対負けないっていう気持ちで臨みました。最初に小山選手が5点出したのですが、波数が少なくなって良い波に乗れずにいました。でもこの波のクオリティなら5点以上出せるって思っていて。プライオリティを持っていない時に、1番良いセットが来ると思って待っていた右の方からちょっと左にずれた所で波がのびるのを見ていたので、絶対あそこに波が来ると思って最後の5分そこで波を待ちました。そしてそこで逆転の6点を出すことができました。思った通りの波が来てくれました。それと、その時にシェイパーの尾頭信弘選手が私が点数が伸びないで悩んでいた時にアドバイスをくれたことを実行できたんです。自分の中では完璧でした。優勝してグランドチャンピオンを獲れて本当に最高でした。

今年は世界の大会とスケジュールが被ってしまっていると思って、何戦か試合に参戦できないかもしれないと思っていました。でもちゃんとスケジュールを合わせて参戦できるということがわかってからは絶対グランドチャンピオンを獲ろうという気持ちはありました。

試合ではハングテンを入れる回数を意識して努力しました。プロ1年目の時はそこまで考えいませんでしたけど、今はそういうレベルで試合を持っていかないと勝てないと分かっているので。海外の試合で刺激をもらって日本に帰って来て、そこで学んだことをやらなきゃという気持ちにもなります。

目標はまだ日本人が誰も獲っていないタイトル、世界一になることです。世界の選手の良いところを吸収して自分のライディングをしていきたいと思います。まずは世界で通用するライディングをすることが目標ですね。

来年はJPSAも回るし、世界の試合も出れるものには出たいです。トレーニングをしっかりしながらできる限り試合に出たいと思っています。