JPSA

一般社団法人 日本プロサーフィン連盟

GRANDCHAMPIONS

2016年 ロングボード女子グランドチャンピオン

1992年8月8日生まれ
千葉県出身在住
 
3年連続のグランドチャンピオンを獲得でき、とてもうれしいです。グランドチャンピオンとしてまた一つ名前を刻めたことは大変光栄に思います。
第1戦のバリは、シーズン前にオーストラリアで2つの試合に出場して、よきライバルの田岡なつみ選手や外国の選手と練習を重ねて臨みました。ファイナルではポジション、試合運び、メンタルのコントロールが上手く出来なかったのですが、結果2位でシーズンのスタートをきれました。バリのクラマスの波は日本にはなかなかない波で、毎年楽しみにしています。
第2戦の太東は試合に向けて何度も会場に通って練習をしたので、波のスピードや波質にも慣れて、自分自身良いコンディションで試合に臨めました。ファイナルは田岡なつみ選手とマンオンマンでした。プレッシャーも意外に少なく、落ち着いた試合運びができ、優勝することができました。
第2戦が終わって第3戦の千倉の試合の前に、太東で行われたJPSAのスタイルマスターの試合に招待して頂き、男子選手、スタイルマスターの選手に混ざって試合に参加しました。この時の太東は第2戦とは変わってジャンクコンディションでしたが、シングルフィンのノーリーシュで挑戦しました。沖に出るのも難しく、自分の精神力、体力の限界を超えていました。けれどもそこでファイナルまでいき、4位になることができました。そこで得たものがすごく大きくて。普段はシングルフィンが好きで乗っているのですが、試合ではノーズライディングに重きを置くサーフボードを使用することに今までは自信が持てずにいました。でもその試合に出場して大きく考えが変わりました。シングルフィンでの自分のノーズライディングに自信が持てるようになって、より自分らしいサーフィンを引き出せるようになったように感じます。試合に招待して頂き、JPSAに感謝しています。
第3戦の千倉では、コンテスト用にシングルフィンのサーフボードをチューニングしてもらって新しいボードで出場しました。みんなに“なんでシングルフィンなの?”と聞かれましたが、迷う事なく、自分のボードやノーズライディングを信じて試合に臨めました。ヒートでは何本かエクセレントスコアを出すことができました。ファイナルは終了のホーンが鳴って海から上がって判定を待つという状況でしたね。残り1分ぐらいで田岡なつみ選手がセットの形の良さそうな波に乗ったので、負けたかなと思ったのですが、その後ろに波が見えたので、パドリングして行ったらたまたま良い波が来てくれました。海から上がり、砂浜で応援に来てくれた家族と判定を待ちました。最後の波で田岡選手に逆転されましたが、その後に乗った波で自分がまた逆転でき、優勝することができました。たくさんの方が応援に来てくれたことが心強くて最後まで諦めずに戦えました。
第4戦は欠場しました。グランドチャンピオンの可能性がなくなるのはわかっていたのですが、昨年自分を成長させてくれたカリフォルニアのマリブでのコンテストに挑戦を決めていたからです。
最終戦の第5戦ではグランドチャンピオンを獲得するには優勝しかない状況でした。そんな状況だったので逆に自分にプレッシャーを与えず、落ち着いて試合に臨めました。グランドチャンピオンへの思いは置いておいて、1ヒート1ヒートを頑張ろうという気持ちでしたね。この時もシングルフィンでした。ファイナルでは、とにかく自分が良いライディングをしないといけないので、前半はマークをしないで良い波を探すことに集中して、自分の決めたバンクで波を待ちました。1本目で5点台を出せてリードできましたが、なかなか波が来なくなり、田岡なつみ選手が波待ちをしているバンクに移動しました。結果、優勝でき、グランドチャンピオンを獲得することができました。決まったときは本当にうれしかったですが、まさか獲れるとはという感じでびっくりしました。昨年の茅ヶ崎の試合はファイナリストになれなかったので、試合に行く前は不安もあったのですが、家族が一緒に来てくれて、いつもどおりのサーフィンができ、試合を楽しめました。守りに入らず、最後まで諦めずに挑戦し続けることができたのでよかったです。
オフシーズンは来シーズンに向けて外に出て、自分より上の海外選手から学んで吸収してこようと思っています。自分の好きなスタイルのあるサーフィン、ノーズライディングをこれからも追求しながら、試合を通してロングボードの楽しさや美しさを観ている方に伝えていきたいと思います。
1年の間にたくさんの進化や発見があって、自分が学ぶことは数えきれないほどあります。サーフィンはすごく奥が深いなって、ますますサーフィンが好きになっています。